メイク崩れ防止テク&意外な原因って? スポーツメイク、お悩み解決Q&A(1)

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【Getty Images】

 メイク崩れが気になる季節。スポーツやランニング中ならなおさら! これからの季節、特に気になるお悩みを「スポーツメイク、お悩み解決Q&A」として、自身もランニングを楽しむヘアーメイクアップアーティストの長井かおりさんに質問。第1回はスポーツメイクにおすすめアイテム、崩れ防止のコツを中心に聞いてみました。海遊び&山遊び、スポーツ観戦、日常メイク……さまざまなシーンにおすすめですよ。

崩れにくいスポーツメイクで、カラフルウェアをもっと素敵に着ちゃいましょう! 【スポーツナビDo】

Q:スポーツ時は汗をかいて崩れてしまうし、ノーメイクでもいいのでは? メイクした方がいい理由はありますか?

A:した方がいいです!

理由1:カラフルなウェアとのバランス
 スポーツウェアは、蛍光色のようなビビッドな色を使ったものが多いと思います。そういったものを着用した際に、顔だけメイクをしていないというのはとてもアンバランス。全身で見たときに素敵ではないと思うのがひとつの理由です。

理由2:心理的効果
 メイクアップには心理的作用があります。キレイになるということは、スポーツシーンでの気持ちをアップさせてくれるので、メイクした方がいいことがあると思っています。

理由3:メイクが肌を保護してくれる
 スポーツ時の肌は、日差しや、ちりやほこりなどの外的刺激にさらされます。今の化粧品はすごく進化していますし、メイクをする方が肌を保護したり、潤いをキープさせたり、肌にいいことがいっぱいありますよ。むしろ素肌の方が、肌が“まる出し”になってしまうので、かなり危険だと思います。

Q:ファンデーション、スポーツ時におすすめなのはリキッド? パウダリー?

A:リキッドをおすすめします。


 これはよく聞かれます。パウダーは手軽ですが、リキッドをおすすめします。リキッドといっても、水っぽい液体系のものではなく、滑らかなクリーム状のものですね。クリーム状のものは肌の潤いにもいいですし、見た目もきれいになり崩れにくい。1番使いやすいテクスチャーのはずです。あとはツヤが出るので、スポーツ時にぴったりの自然な雰囲気の肌になれます。ファンデーションも日進月歩なので、できれば最新のものを使った方がいいですね。
Q:とにかく汗っかき。ファンデーションの崩れ防止のコツはありますか?

A:濡れスポンジを使うとフィットします。


コツ1:濡れスポンジでたたき込む
 ファンデーションを肌に塗布したら、その上から一度水に濡らしてからぎゅっとしぼった濡れスポンジで、軽く“圧”をかけるようにファンデーションをたたき込んでいきます。そうすると、肌の表面にファンデーションがフィットするので、とても崩れにくくなるんです。

コツ2:スポンジは厚みのあるものを
 スポンジは何でもいいのですが、厚みのあるものを使ってください。その方が圧をかけやすくなります。薄いスポンジはパウダーファンデーションを滑らせるように使うためのものなので、役割が違うんです。

コツ3:パウダーで仕上げを
 ルーセントパウダーと呼ばれる仕上げのパウダーをつけると、ファンデーションがより崩れにくくなります。リキッドで整えた肌を、パウダーでふたをするイメージです。つけ方は、汗っかきの方なら付属のパフで。そうでもない人や汗をかかないくらいのランだったら、ブラシでつけた方がナチュラルにつきます。
Q:アイメイクの崩れ防止のコツはありますか?

A:「下まぶた」にコツがあります。


コツ1:目のふちギリギリにパウダーを
 ウォータープルーフ商品をセレクトするのはもちろんですが、アイメイクが目回りに落ちてしまう原因のひとつに、“下まぶたの状態”があります。ここがウェットな状態だと崩れる可能性が高くなります。
 アイメイク崩れを防止するためには、目の下ぎりぎりのところまでフェイスパウダーを乗せてみてください。サラサラの防波堤をつくっておくイメージです。パウダーをなんとなく顔全体につけるのではなくて、目のふちを少し気にして、細かくつけていくことで、アイメイクの崩れをかなり防ぐことができますよ。

コツ2:指でもOK。アイシャドウブラシだとさらに○
 つける方法は指でも大丈夫ですが、アイシャドウブラシがたぶんつけやすいと思います。

コツ3:ビューラーでまつ毛アップを
 ビューラーでまつ毛のカールをきちんとさせておくと、意外と崩れや黒くなることを防止できます。
 下がったままのまつ毛にマスカラをだぼっとつけても上品ではないですし、目力も出にくく、さらに落ちやすくなってしまいます。

「持っているものを活用しましょう」

「崩れるのが不安でメイクしない人もいると思うのですが、ちょっとしたコツが分かれば、楽しくスポーツ時のメイクを取り入れられますよ」と長井さん。崩れ防止の方法も「どういうアイテムを選ぶかも大事なのですが、まずは持っているものを上手に活用しましょう」と話します。今回ご紹介した方法も、持っているものでできそうなことから試してみてくださいね!

 次回の第2回は、簡単にきれいになれるワンポイントメイク&楽しく盛り上がるファンランや野外イベントにおすすめの、ちょっと目立てるメイクのコツを中心にご紹介します。

(取材・文:小川麻由子/スポーツナビ)

長井かおり プロフィール

雑誌、広告、映像など幅広いジャンルで活動するヘアーメイクアップアーティストの長井かおりさん 【長井かおり】

ヘアーメイクアップアーティスト。雑誌、広告、映像など幅広いジャンルで活動。モデルや女優のヘアメイクを手掛ける傍ら、メイクアップセミナーの講師やデモンストレーションにも出演。化粧品開発にも携わる。自身がスポーツをしてきた経験から、スポーツをしてもきれいでいたい女性のためのスポーツビューティーを提唱。汗に強く崩れないスポーツメイクの第一人者としても知られている。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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