山中湖で空を飛んでみた 人気沸騰フライボードに挑戦!

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【スポーツナビDo】

山中湖に遠足に行きませんか?

 ♪ゆわく わく わく わく わく わくわー、と口ずさみながら来たぜ山中湖! 天気もいいし、かと言って暑すぎないし、風が気持ちいいし、自然いっぱいで空気も美味しい。

……あれは、さかのぼること約2週間前、7月に埼玉県・長瀞でラフティングを楽しんだ僕とオシバ編集部員(結構ドルヲタです)。しかし、夏はまだまだ始まったばかり。遊び足りない……もとい、夏のDoスポーツ取材が足りない! 夏だからこそ楽しめるDoスポーツってもっとあるんじゃないの?

 そんな時、
「8月2日、山中湖に遠足に行きませんか?」(オシバ編集部員)

 え? なんで山中湖? 遠足って何?という疑問はさておいて、そういえばサーフィンやSUP取材でお世話になっているオッシュマンズの広報さんが「いま、フライボードが面白いですよ。山中湖でよくやってるんです」と話していたことを思い出した。で、いろいろと調べてみると、確かにフライボードは面白そうだ。

「いいんじゃないの、山中湖。じゃあ、8月2日行きますか!」

山中湖にやって来た! 【スポーツナビDo】

 と、そんな感じで、富士山が見下ろす富士五湖最大の面積を持つ山中湖にやって来たわけです。♪ゆわく わく わく わく わく わくわー。

で、フライボードって何?

 午前8時に都内を車で出発し、渋滞に巻き込まれながら到着したのはお昼前。予定よりも遅くなってしまったので、急いで予約していた「しゅうすいや」さんへ向かう。この「しゅうすいや」さんでは、フライボードのほか、ウェイクボード、水上スキー、バナナボートといったウォータースポーツを楽しめるほか、レンタルボートでのバス釣り・ドーム船でのワカサギ釣りといったフィッシングなど、山中湖上でできる遊びがなんでも楽しめてしまうのだ。

 さあ、さっそくお目当てのフライボードに挑戦……と、その前に、そもそもフライボードって何だ? という説明から。
 フランス生まれのウォータースポーツで、足もとに取り付けたボードから噴射される水圧を利用して空中に浮き上がる・飛ぶというもの。ちょうど足の裏から「ドドドドドド!」とジェット水流が噴射しているので、見た目としては映画のアイアンマンだ。なお、フライボードは専用のホースで水上バイクとつながっており、ボードから排出される水はその水上バイクのモーターがくみ上げて噴射するという仕組みになっている。
 慣れてくると上下左右、自在に空中散歩を楽しむことも可能。2012年から発売がスタートしたというくらい歴史はまだまだ新しいけれど、いまや世界中で大人気のスポーツなのです。

 と、フライボードに関するそんな説明を聞き、水中での姿勢、浮かび上がり方、空中での姿勢などのレクチャーを受けた後、フライボードとご対面。まずはオシバ編集部員から挑戦することとなった。僕はカメラを持ってイケメンインストラクターのダイゴさんが操縦するバイクの後ろに同乗。その行く末を見守った。

前へ後ろへ悪戦苦闘

最初はなかなかバランスが安定できない 【スポーツナビDo】

 最初は右へ行ったり、左へ行ったり、前から突っ込んだり、さらに後ろに体重がかかりすぎて1人バックドロップになったりと、やはり姿勢が安定しない様子。

後ろにバランスを崩すと、一人バックドロップになってしまう 【スポーツナビDo】

ついに体は空中へ、僕にもできた!

 うーん、やっぱり難しそうだなぁと見ていたら、徐々に真っすぐ浮き上がっていくオシバ編集部員の体。やがて上半身が完全に水上から出てくると、徐々に足も浮き上がり始め、ついに体全部が水中から飛び出した! すごい!

 その後、だんだんとコツをつかんできたのか、何度も空中浮揚に成功。ついには10秒以上も浮きっぱなしでいるではないか。ヤツめ、なかなかにやりおるわい……と思っていたら、最後はやっぱり後ろに体重がかかりすぎてしまい、バランスを崩して1人バックドロップで着氷していたわけですが。

 それではオシバ編集部員の挑戦を動画でどうぞ!
 でも、オシバ編集部員は開始5分と経たないうちに空中に飛び上がっていただけに、次にチャレンジする僕へのプレッシャーがハンパない。これ、1回も成功しなかったらどうしよう……と、フライボードから噴射される水よりも大きい音で「ドドドドドド!」と心臓がバクつくなか、僕の番がやってきた。

 フライボードを装着してみると、両足ともにしっかり固定されているため、思った以上に足もとの自由度は少ない。だからだろうか、最初は水中でまっすぐに立つという動作がまったくできない。どうやっても前か、後ろに足が流れていってしまう。空中に浮き上がるどころの話ではない。

 アレ? このまま水中でジタバタしたまま体験時間の20分間が過ぎていってしまうのでは? と、いよいよ目の前が真っ暗になりそうになったそのとき、どういうわけかスッとまっすぐに立つ姿勢を取ることができた。と思ったら、足裏のジェット水圧がだんだん強まっていくのが分かり、あれよあれよと言う間に僕の体は水上へ。

「あ、僕にもできた!」((C)芸部歩人)

 しかも、完全に空中に体が浮いた後も、人の体を持ち上げるくらい強い水圧だから、思った以上に足もとは安定している。余計な動きさえしなければ結構な時間その場にとどまっていられるのだ。だから、最初は空中にいるときよりも、水中から体が浮き上がる瞬間が一番難しいかもしれない。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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