「スーツをカッコよく着たいんです!」 サッカーライターの肉体改造計画
【スポーツナビ】
売れっ子ライターが突然、ダイエット!?
売れっ子サッカーライターの安藤隆人さんは、ちょいぽちゃな35歳。ジムで肉体改造に挑戦! 【スポーツナビ】
「ダイエットじゃなくて肉体改造ですね。ボクシングジムで教えているパーソナルトレーナーをつけたんですよ。1カ月くらい前から始めました。週2回のペースでやってますよ。体重は減ったかって? むしろ1キロ増えました。いや、違うんですよ。体を鍛えると最初は体重が増えるんですって。で、新陳代謝を良くして、そこから体重を落としていくんですよ」
こう話すのは、サッカーの高校・ユース年代を精力的に追いかけ、日本全国を飛び回るライター・安藤隆人さん(35歳)だ。若年層に関して圧倒的な情報を持っていることから、敬意を表して「ユース教授」とも呼ばれている。ここだけの話、あの『週刊少年ジャンプ』で連載を持っていることはちょっとした自慢だ(マンガ家じゃないのに!)。
その安藤さんに、サッカーではなく、自身の「肉体改造計画」をレポートしてほしい、というのが本企画の趣旨である。これまでとは違った、新しい連載のオファーを告げると、さすがに最初はビックリしたようだ。「そんな依頼が来るとは……」。とはいえ、「え、ホントに!? 顔出し? いやー、どうしようかな」と迷う素振りを見せつつも、結局のところ、「やりましょう!」と快諾。今回ばかりは断られるかもかも、というこちらの心配をよそに、交渉はあっさりと成功した。セルフプロデュースが得意な安藤さんは、こんな突飛なオファーをも自分の糧にしてしまおう、という器の大きさがあるのだ(恥ずかしい写真をさらすことになるかもしれないのに……)。安藤さんの勇気に拍手を!
ここから次の展開は早かった。一度やると決めたら、安藤さんの行動力はハンパない。トレーナーに連絡して打ち合わせと取材日を決め、撮影場所や衣装も自ら手配。売れっ子ゆえ、「毎日が締め切りとの戦い」(安藤さん談)にもかかわらず、テキパキと決めていく。バイタリティーあふれる行動は意欲の表れだ。新たな挑戦がよほどうれしかったのか、安藤さんはこの日、twitterで「今日は意外な仕事のオファーを受け、引き受けることになりました! これ公開されたら、みんな驚くやろうな〜(笑)」と、つぶやいていた。よしよし、宣伝も抜かりない。
8月のあるイベントに向けて……
肉体改造の理由はズバリ、「スーツをカッコよく着たい」。7月までに夢がかなうか!? 【スポーツナビ】
「スーツをカッコよく着たいんですよ。日本代表が着るようなスーツをビシッとね。というのも、8月にあるイベントがありまして……ゴニョゴニョ」
本人の意向もあるので、あるイベントについては伏せておこう。むしろ当連載のサプライズとして、しかるべき時期が来たら公にしてほしいものだ(安藤さんをよく知る人も、まったく知らない人も、きっと驚くに違いない)。
肉体改造の目的は「見た目を変える」といたってシンプルだが、そのちょっぴり動機が不純(失礼!)なところが、逆にちょうどいい。同じような悩みを抱える同年代の男性はたくさんいる。そんな読者の皆さんにとって、安藤さんの挑戦は手ごろな見本になる可能性を秘めている。当連載を通じて、安藤さんの変化を目の当たりにすれば、「俺もやってみようかな」と一念発起する人だって出てくるはず(ぜひ出てきてほしい)。こう見えて、安藤さんの使命はとても重要なのだ。