日本のファンの姿勢に感銘を受ける23歳。“本当のファン”に届ける歓喜の瞬間
前節・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)戦で一人のアイルランド人プレーヤーがリーグワンデビューを飾った。
U20アイルランド代表や7人制アイルランド代表の経歴をもつクリス・コスグレイヴは、今月3日に加入が発表されると、すぐにチームに合流し、14日に秩父宮ラグビー場で行われたS東京ベイ戦で浦安DR初キャップを獲得。「かなりトントン拍子に試合に出ました」と本人が話すように、準備期間が限られた中でフルバックのポジションで先発し後半31分までプレーした。
「D-Rocksのみなさんは本当に温かく迎えてくれたので本当に感謝しています。チームにしっかりとコネクションすることは意識して、S東京ベイ戦に向けての約1週間はすごくいい準備ができました」
惜しくも試合には敗れてしまったが、リードを奪えていた後半10分ごろまでのパフォーマンスにはいい感触があったようで「40~50分は素晴らしいパフォーマンスをできたと思っているので、80分をとおしてどのくらいできるかというマインドをもってやっていきたい」と手ごたえ。そして何より、初めて日本のラグビーに触れた23歳は、14,000人以上が集まったファンの姿勢に感激したようだった。
「チームが勝っても負けてもサポートしてくれる日本のファンの方々は、“本当のファン”だと思い、その熱いサポートに応えたい気持ちになりました」
シーズンも後半戦に突入し、レギュラーシーズンは今節を含めて残り7試合。「とにかく勝つことにこだわって、その確率を1%でも2%でも上げられるようにやっていきたい」。コスグレイヴは今節こそ、彼にとっての“初勝利”をつかみ、ファンに歓喜を届ける。
(須賀大輔)
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