セレッソ大阪【J1リーグ第6節 C大阪vs.横浜FC】横浜FCの守備を崩せず今季初の無得点。2失点に球際と、攻守で課題が残る一戦に
開始早々、サイドでボールを失い、クロスからピンチを招いたセレッソだが、その後はボールを保持し、試合を進めていく。ただし、守備の組織が構築されている横浜FCに対し、ブロックの中にパスを差し込むことができずにいると、15分にはパスがズレたところからカウンターを受けて、17分にはサイドチェンジで揺さぶられた状態でのクロスから、それぞれ横浜FCに決定機も作られた。両シーンともシュートが枠外で事なきを得たが、不安定な立ち上がりとなる。21分にはセレッソも高い位置で奪ってチャンス。この試合も1トップで先発した中島元彦が収めてラストパスを送ると、左サイドから中に入ってきたハットンが受けるも、トラップが決まらず、シュートは打てず。前半は開始から攻守で横浜FCの前向きな矢印を受けて後手に回ると、27分に失点。相手のスローインから自陣左サイドの深い位置で櫻川ソロモンにキープされると、対応した髙橋仁胡と喜田陽が止めることができず、ターンを許し、そこから上がったクロスに中で山田康太に決められた。失点後も反撃のギアが上がらずにいたセレッソだったが、34分、この試合、最初の決定機。ルーカス フェルナンデスのFKをニアで中島が逸らし、ファーで田中駿汰が足に当てたが、ボールはわずかにポストの横に外れた。前半はこのままセレッソが1点ビハインドで折り返した。
(文=小田尚史)
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