7連勝目指す首位バルサ、今季初黒星を喫したオサスナとのリベンジマッチへ
前節まで6連勝中の首位バルセロナに対し、4戦未勝利が続くオサスナは11位につける。前者は2季ぶりのリーグタイトル、後者はヨーロッパ進出を目指す上での正念場。バルセロナにとっては、今季初黒星を喫した相手へのリベンジマッチとしても重要な一戦だ。
バルセロナは一時の不調を乗り越え、爆発的な得点力を取り戻した。ここまで1試合平均2.73ゴールを記録しており、前節はホームでレアル・ソシエダに4ー0で快勝。同節敗れた3位レアル・マドリーに3ポイント差をつけ、2位アトレティコ・デ・マドリーとの1ポイント差を保って単独首位に浮上している。
ロス・ロヒージョス(オサスナの愛称)は前節、ホームでバレンシアと対戦。終盤まで3ー2でリードしていたものの、ウマル・サディクのゴールにより3ー3の引き分けに持ち込まれた。今季のオサスナは勝利、敗戦ともに7試合と少ない一方、引き分けはリーグ最多の12試合を数える。
今季のラリーガ EA SPORTS でバルセロナが4失点を喫したのはこの試合だけであり、アウェーでは他に第13節レアル・ソシエダ戦でしか敗れていない。試合後の会見で、フリック監督はラリーガ EA SPORTS での初黒星を次のように振り返っている。
「前半はミスが多すぎた。我々にとっては珍しいことだ。多くのメンバーを入れ替えたことが原因だったかもしれないが、必要な決断だった。多くの試合を重ねる中で、選手のプレー時間をコントロールするのも私の仕事の一つだ。敗戦の責任は私にある」
一方でバルセロナは昨年11月から12月にかけ、本拠地エスタディ・オリンピクで3連敗を喫している。年末の首位決戦を制したアトレティコ・デ・マドリーだけでなく、レガネス、ラスパルマスといった伏兵も敵地で金星を挙げていることは、ホームのバルセロナが決して盤石ではないことを示している。
過去の戦績や両チームの現状はバルセロナを本命視させるものながら、エルサダルで手痛い黒星を喫したフリック監督と選手たちがオサスナへの警戒を怠ることはないだろう。もちろんオサスナの選手たちも、再び番狂せを起こすべく意欲を燃やしているはずだ。
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