「リカバリー、戦略の理解、遂行力」。実績十分の実力者が語った3つのポイント
そんな中で注目したいのが、前回対戦時に先制トライを挙げたフェトゥカモカモ・ダグラスだ。開幕から全試合でスタメン出場を果たし、攻守にわたってフォワード陣をけん引している一人だ。中国RR戦のポイントについて、彼は「リカバリー、戦略の理解、遂行力の3つが重要になる」と語りつつ、「自分への課題がたくさんあります。(ボール)キャリーを磨き上げることが今週のチャレンジ。考えるだけで終わらず、しっかりと練習の中でもそれを遂行して、試合に挑みたい」と力を込めた。
第6節から4週連続で試合が続くことになるが、「ラグビーでは自分の体が一番の資本。試合に向けていろいろなリカバリー方法がありますが、僕自身は睡眠、メンタルリフレッシュと入念なウォーミングアップを意識しています。そして交代浴、ストレッチ、マッサージ、サウナを取り入れながら、食事にも気を付けて、けが予防に努めています」と教えてくれた。
現在、チームの状況は悪くない。それは彼も実感しており、「連係はどんどん良くなっています。ドミネーター(メンバー外の選手)も上達していて、チームの層は確実に厚くなっている。今後も、自分たちの戦略の理解と遂行力を向上できればなと思います」と話した。
前節では、ミスからスキが生まれたことを反省したダグラス。過去にマオリ・オールブラックスに選出された実績を持つ実力者が、チームを勝利に導けるか、注目したい。
(松野友克)
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