「リカバリー、戦略の理解、遂行力」。実績十分の実力者が語った3つのポイント

狭山セコムラガッツ フェトゥカモカモ・ダグラス選手 【🄫ジャパンラグビー リーグワン】

勝利すれば首位浮上という前節、狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)は今季初めてビジターゲームでの黒星を喫した。ただ、入替戦圏内の2位はキープできている。狭山RGと勝ち点4差で現在3位の中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)との今節は中盤戦の山場の一つと言えるだろう。第4節で対戦した際には、主導権を握りながら試合を進め、最終的には相手を大きく引き離した(54対15)だけに、同じ流れにもっていけるかがカギとなるだろう。

そんな中で注目したいのが、前回対戦時に先制トライを挙げたフェトゥカモカモ・ダグラスだ。開幕から全試合でスタメン出場を果たし、攻守にわたってフォワード陣をけん引している一人だ。中国RR戦のポイントについて、彼は「リカバリー、戦略の理解、遂行力の3つが重要になる」と語りつつ、「自分への課題がたくさんあります。(ボール)キャリーを磨き上げることが今週のチャレンジ。考えるだけで終わらず、しっかりと練習の中でもそれを遂行して、試合に挑みたい」と力を込めた。

第6節から4週連続で試合が続くことになるが、「ラグビーでは自分の体が一番の資本。試合に向けていろいろなリカバリー方法がありますが、僕自身は睡眠、メンタルリフレッシュと入念なウォーミングアップを意識しています。そして交代浴、ストレッチ、マッサージ、サウナを取り入れながら、食事にも気を付けて、けが予防に努めています」と教えてくれた。
現在、チームの状況は悪くない。それは彼も実感しており、「連係はどんどん良くなっています。ドミネーター(メンバー外の選手)も上達していて、チームの層は確実に厚くなっている。今後も、自分たちの戦略の理解と遂行力を向上できればなと思います」と話した。

前節では、ミスからスキが生まれたことを反省したダグラス。過去にマオリ・オールブラックスに選出された実績を持つ実力者が、チームを勝利に導けるか、注目したい。
(松野友克)
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