3月5日、パ・リーグ球団のオープン戦3試合が行われる。

　エスコンフィールドでは18時から、北海道日本ハム対埼玉西武の試合が行われる。

　本拠地で今季初試合となる北海道日本ハムは、開幕投手に内定している金村尚真投手が先発予定。昨季は自己最多となる7勝をマークし、先発陣の一角としてチームの勝利に貢献した。開幕までおよそ3週間となる中で、どのような投球を見せるか。期待がかかる。

　一方の埼玉西武は、ここまで対外試合5連勝中。好調な打線の中で、新戦力の平沢大河選手がアピールを続けている。2月27日の千葉ロッテ戦で3安打を放つと、1日のソフトバンク戦では適時二塁打をマーク。昨季は一軍出場無しと悔しい一年になっただけに、新天地での活躍に注目だ。

　みずほPayPayドームでは18時から、福岡ソフトバンク対東京ヤクルトの試合が行われる。

　福岡ソフトバンクは、キャンプ「S組」となっていた近藤健介選手、山川穂高選手、柳田悠岐選手が前試合より初実戦に臨んだ。今季から右翼手にコンバートとなった近藤選手は、3塁へのレーザービームで走者を封殺する好守備を披露。今季初試合となった本拠地のファンを湧かせた。昨季、4年ぶりリーグ制覇の原動力となった選手たちの今季の活躍に期待がかかる。

　京セラドーム大阪では12時から、オリックス対東北楽天の試合が行われる。

　オリックスは前試合で若月健矢選手が2安打を記録。対外試合では毎試合安打を放っており好調だ。途中出場した大城滉二選手は左前適時打を放ち、これで3試合連続安打。守備から試合に入ることが多く打席が少ない中、打撃でアピールを続けている。OP戦でこの調子を維持し、スタメンを勝ち取りたい。

　東北楽天は前試合でドラフト1位ルーキー・宗山塁選手が2安打3打点と結果を残した。対外試合では4試合連続安打中。このままプロの壁に苦しむことなく、開幕へ好調を維持したい。また、小郷裕哉選手は試合前時点で打率.077と低調だったが、4日の試合で本塁打を含む3安打の固め打ち。不調を抜け出したかに思える。開幕へ調子を上げていきたいところ。