ボートレース下関（ナイター）の「ヴィーナスシリーズ 北九州下関フェニックス杯」（2月10日～15日開催）は14日、準優の5日目が終了。15日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。なお準優9Rで2着の角ひとみは不良航法のため賞典除外となり、3着だった孫崎百世が繰り上がりで優出となっている。

＜下関 最終日 12R 優勝戦＞
1枠 宇野　弥生（埼玉・愛知）優出116回目22V
2枠 守屋　美穂（岡山・岡山）優出141回目35V
3枠 櫻本あゆみ（栃木・群馬）優出41回目3V
4枠 井上　遥妃（徳島・徳島）優出1回目0V
5枠 森下　愛梨（静岡・静岡）優出4回目1V
6枠 孫崎　百世（北海道･滋賀）優出7回目0V
※()内は出身・支部の順

　予選トップ通過だった宇野弥生が準優で1コース逃げを決めてポールポジションを獲得した。今節の宇野は2連対率1位のモーター66号機とコンビを組み、しっかりパワーを引き出して1･2･5･1･1･1･3･3･1着の活躍。今節3回あった1号艇ではいずれもきっちり逃げ切っており、優勝戦に向けても不安なしか。昨年9月の児島オールレディース以来となる約5カ月ぶりの優勝を狙う。

　守屋美穂（岡山出身・岡山支部36歳）【冒頭の写真】は今節9走で展示1番時計7本という快速パワーを武器に、2･1･1･2･1･5･3･6･1着とさすがの走りを披露。これで12月の下関オールレディース（優出4着）、12月の蒲郡クイーンズクライマックスシリーズ戦（優出5着）、1月のびわこオールレディース（優出4着）、1月の児島ヴィーナスシリーズ（優出2着）、2月の徳山レディースVSルーキーズバトル（優出2着）に続く優勝戦進出となり、6節連続優出の自己新記録となった。

　守屋は近況2コースで1･1･2･1･2･2･1･1･2･2･2･2･3着と13走連続3連対中。前々節の児島ヴィーナスシリーズでは優勝戦2号艇で2着、前節の徳山レディースVSルーキーズバトルでも優勝戦2号艇で2着となっており、3節連続の優勝戦2号艇となった今節こそ勝ち切って栄冠を手にしたい。昨年5月の宮島G2レディースオールスター以来の優勝なるか。

　井上遥妃（徳島出身・徳島支部21歳）【写真上】は準優で2コースから差して2着に入線。2022年11月のデビューから約2年3カ月、準優挑戦6回目で待望の初優出を果たした。優勝戦は4号艇で初Vに挑む。もし優勝となれば131期では石本裕武と山口晃朋に続いて3人目だ。

　ちなみに下関では昨年12月のオールレディースで清水愛海がデビュー初Vを飾ったばかり。また2023年3月の下関ヴィーナスシリーズでは高憧四季がデビュー初Vを飾っており、当地女子レース最近5節で2人も初優勝が生まれている。今節は井上遥妃に初Vの女神がほほ笑むのか。

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