2カテゴリーの“個人昇格”日本代表入りを目指すネイビーの6番

浦安D-Rocks ゼファニア・トゥイノナ選手 【ジャパンラグビー リーグワン】

浦安D-Rocks(以下、浦安DR)は、今季初めて秩父宮ラグビー場で試合を開催する。相手は、2シーズン前にはディビジョン2でしのぎを削った三重ホンダヒート。ラグビーの聖地で初勝利をつかみたい。

今年に入り、6番のポジションで存在感を示している男がいる。今季、日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)から加入したゼファニア・トゥイノナは、第3節・横浜キヤノンイーグルス戦で初先発初出場を果たすと、第5節・コベルコ神戸スティーラーズ戦では途中出場で勢いをもたらし、前節・埼玉パナソニックワイルドナイツ戦では再び先発に戻る。敗れはしたが、後半の猛攻に貢献するなど、首位相手に力強いパフォーマンスを発揮した。

「D3から(D1に)来たので格段にレベルは上がっていますけど、自分は自分に高い水準を課してプレーしたいと思っていますし、日本有数の選手たちと競い合えることにワクワクしています。何よりもすごく楽しいです」

日本に来るチャンスは突然に訪れた。コロナ禍のオーストラリアではプレー機会が閉ざされてしまっていた中、タイミングを計ったかのように日本からオファーが届く。2021年に日野RDに入団。昨季まで4シーズンプレーし、今年の10月には来日5年目を迎える23歳は、一つの目標を掲げる。

「正直に言えば、小さいころから日本に来ることを夢見ていたわけではないし、本当に驚きのチャンスが巡ってきたけど、いまの素直な気持ちは日本に恩返しをしたいという思いです。これから日本代表も目指して、次のワールドカップに向けて頑張っていきたいと思っています」

長い手足はまるでモデルのような出で立ちで、どこにパワーが潜んでいるのか不思議に思うほど“細身”だ。それでもトゥイノナは、強く自分の胸を叩きながら「大事なのはパッションだよ」とうなずき、「自分たちがコントロールできることのみに目を向けて、80分間、一貫したパフォーマンスを出せるようにしていきたい」と今節に向けて意気込んだ。

待望の初勝利へ、ネイビーの6番は、目の前のことに集中し、自分の役割を全うする。

(須賀大輔)

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