UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ最終節、アストン・ヴィラはホームでセルティックを迎え、圧巻のゴールショーを展開。開始5分で2点を奪う鮮烈な立ち上がりを見せると、後半にはロジャーズがハットトリックを達成。最終的に4-2で勝利を収め、堂々の8位以内フィニッシュを決めた。

試合はキックオフ直後からヴィラのペース。3分、左サイドを攻略したティーレマンスが絶妙なスルーパスを供給すると、抜け出したラムジーがペナルティエリア内で折り返し、最後はロジャーズが冷静に押し込んで先制。さらに、ワトキンスとのコンビネーションからボールを受けたロジャーズが強烈なシュートを突き刺し、瞬く間にリードを広げた。

このままヴィラが主導権を握るかと思われたが、セルティックも反撃。36分、左サイドからのクロスに対し守備が後手に回ると、アダム・イダに押し込まれ1点を返される。さらに38分、今度は旗手が低いクロスを送ると、再びイダが飛び込み、同点に追いつかれた。

それでも後半、ヴィラは再びギアを上げる。60分、自陣からの鋭いカウンターが炸裂。マッギンの粘りからラムジーへ絶妙なスルーパスが通ると、数的優位を作り出したヴィラはワトキンスの冷静なフィニッシュで勝ち越し。さらに67分にはワトキンスが自らPKを獲得するも、足を滑らせ、シュートは無念のクロスバー越え。

しかし、試合を締めくくったのはこの日絶好調のロジャーズだった。終盤、前線からの猛プレスでワトキンスが相手DFのボールをかっさらうと、ロジャーズがこれを逃さずゴールネットを揺らし、ハットトリックを達成。スタジアムは歓喜に包まれた。

この勝利により、アストン・ヴィラはUEFAチャンピオンズリーグで8位以内を確定。リーグフェーズを堂々と締めくくり、決勝トーナメントへ向けて弾みをつける一戦となった。