マンチェスター・シティは、エティハドで行われたプレミアリーグ第22節チェルシー戦で序盤の失点を跳ね返し、3-1で劇的な逆転勝利を収めた。

ミッドウィークに行われたパリ・サンジェルマン戦で2-4と敗れて以来となる一戦で、グアルディオラ監督は新加入の2選手を先発に抜擢。RCランスから獲得したクサノフが右CBとしてルベンに代わり起用され、フランクフルトから加入したマーモウシュがデ・ブライネに代わりハーランドの背後でプレーした。

試合開始早々、プレミアデビューとなったクサノフは苦戦を強いられていた。3分、ペナルティエリア付近でジャクソンと競り合うもミスが生じ、こぼれ球を拾ったマドゥエケが冷静にネットを揺らし、チェルシーが先制点を奪った。

流れを取り戻したいシティは、何度か決定機を作り出したものの、チェルシーの守備陣に阻まれ、ゴールが遠い時間が続いた。しかし42分、ギュンドアンの絶妙なスルーパスに反応したヌネスがディフェンスラインを抜け出し、シュートを放つ。一度はチェルシーGKサンチェスにセーブされるも、跳ね返りを拾ったグヴァルディオルが冷静に押し込み、同点に追いついた。

後半もシティの勢いは止まらず。68分、エデルソンがロングパスを通すと、ハーランドがチャロバーを振り切り右サイドを突破。飛び出してきたサンチェスの頭上を越える見事な左足のループシュートを決め、逆転に成功した。

さらに87分、再びエデルソンのロングパスが起点となる。デ・ブライネがヘディングで繋いだボールをハーランドが背後のコルウィルを抑えながらフォーデンに絶妙なパスを供給。フリーでボールを受けたイングランド代表選手がエリア内まで冷静に運び、確実にゴールを決めた。

試合開始直後の悪い流れを断ち切りチェルシーを3-1で下したマンチェスター・シティ。次の試合は、週半ばに行われるチャンピオンズリーグ最終節、そして週末にはアーセナルとの上位対決が控えている。