ベティス4試合ぶりの勝利。浅野拓磨出場のマジョルカ相手に競り勝つ(0-1)|レアル・ベティス

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後半アディショナルタイムのバカンブのゴールでベティスが浅野拓磨出場のマジョルカ相手に勝利

【©️RealBetis】

現地時間1月25日14時キックオフのラ・リーガ第21節、レアル・ベティス対マジョルカの一戦は0-1とアウェーベティスの勝利となった。


3試合連続の負け試合が続いている上に、怪我人が続出しているベティスは、前節から先発メンバーを4人入れ替えてアウェーでの試合に臨んだ。さらに試合前には、先発予定だったマルク・バルトラに代わり、急遽アンヘル・オルティスがスタメンになるトラブルも起きてしまった。急遽スタメンとなったアンヘル・オルティスは、この試合がトップチームデビュー戦となった。

悪い流れが続くベティスだったが、前半序盤はサイドからの攻撃を中心にボールを持つ時間が多かった。前半30分までは両チーム決定機を作ることができずにいたが、前半31分マジョルカがシュート3本を含む怒涛の攻撃を見せた。ただし、GKアドリアンを中心にベティスディフェンダー陣が体を張った守備で難を逃れる。このプレーからマジョルカが勢いづき連続して攻撃する時間が続くも結局前半はゴールを奪うチームはなかった。
ベティスは、前節プロ初ゴールを記録した右ウィングのヘスス・ロドリゲスが果敢なアタックからいくつかチャンスを作るもシュートの形までもっていくことはできなかった。


後半ベティスは守備の安定を図って、マルク・ロカに替えてアルティミラを投入。後半開始から積極的にゴールを狙う攻撃が続いた。前半51分には、左サイドでイスコがボールをキープし、最後はアブデがシュートを放つと、前半53分にはPA付近でもらったフリーキックからイスコが直接ゴールを狙ったが、枠に収めることはできなかった。前半に比べイスコが前線でボールに絡む機会が増え、自ずとベティスのチャンス数も伸びていった。

ゴールが奪えない展開が続くと、65分にはロッキ、アブデに代えてバカンブとフアンミを投入。交代直後には、フアンミに決定機が訪れるも、チャンスをものにする事はできなかった。

しかし後半73分、試合の展開を大きく変える出来事が起こる。
マジョルカMFマスカレルがベティスMFヘスス・ロドリゲスへのファールでレッドカード一発退場に。マジョルカは20分以上の時間を、10人と一人少ない人数で戦うことを強いられた。

後半74分には、負傷のヘススロドリゲスに代え、18歳のパブロガルシアを投入。後半89分には、代わって入ったパブロガルシアの突破から決定機を作るも、フアンミがまたしても決めることができなかった。一人多い状況となったベティスだったが、決定機を作れない展開が続いた。

そのまま試合終了かと思われた後半97分、右サイドを突破したオルティスのクロスを、FWバカンブがヘディングで合わせ、ベティス待望の先制点をマーク。このゴールでベティスはアウェーの地で勝ち点3を掴むこととなった。

ベティスはこの勝利でリーグ戦4試合ぶりの勝利に。怪我人が多くいる厳しい台所事情の中で掴んだ貴重な勝ち点3となった。今日の試合がトップチーム初出場だったオルティスは決勝点のアシストをマーク。負傷者が多くいる中で若手の台頭が、今後のベティス浮上のきっかけとなるかもしれない。
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著者プロフィール

レアル・ベティス・バロンピエは、1907年9月12日に誕生し110年以上の歴史を持つスペインのサッカークラブです。スペインのアンダルシア州セビリアに本拠地を置き、スペインリーグ1部(ラ・リーガ・サンタンデール)に所属しています。スペインのクラブで4番目に多いファンクラブ数(450以上)を誇るスペイン屈指の名門は、1934-35シーズンに1部リーグ優勝、1976-77と2004-05シーズンにスペイン国王杯を獲得し、その人気はヨーロッパのみならず、アメリカやオーストラリアにも広がっています。

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