4戦未勝利のバルセロナと降格圏に沈むバレンシア。異なる状況下で追い詰められた2つの名門クラブが激突

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1月26日(日)の現地時間21時、ラリーガ EA SPORTS 第21節の注目カード、バルセロナ対バレンシアがエスタディ・オリンピクにてキックオフを迎える。ハンジ・フリック監督率いるバルセロナは1ー1で引き分けた前節ヘタフェ戦まで4戦連続で勝利を逃し、首位レアル・マドリーとの差は7ポイントまで開いた。対するバレンシアはいまだ降格圏に沈むものの、残留圏の17位アラベスとは勝ち点4差しかない。カルロス・コルベラン新監督の就任後は着実にチーム力を高めており、巻き返しへの期待は高まっている。

コルベランにとってのラリーガ EA SPORTS デビュー戦はほろ苦い敗戦となった。1月3日、レアル・マドリーをメスタージャに迎えた一戦では終盤まで1ー0でリードしながら、10人の相手に土壇場で2ゴールを奪われ逆転負けを喫している。だがその後はコパデルレイで2勝を挙げ、準々決勝に進出。その間、ラリーガ EA SPORTS では敵地でセビージャと1ー1で引き分け、公式戦3試合負けなしに。さらに前節レアル・ソシエダ戦ではウーゴ・ドゥロが挙げた1ゴールを守り切り、今季3勝目を手にしている。

前節レアル・ソシエダ戦ではドゥロが挙げた1ゴールを守り切り、今季3勝目を挙げた 【(C)LaLiga】

バルセロナは1ー2で敗れた2015/16シーズンの対戦以降、ホームでは8シーズンに渡ってバレンシアに敗れていない。アウェー戦を含めた過去8度の戦績も7勝1敗と一方的で、バレンシアの最後の勝利は2ー0で勝った2020年のホームゲームまで遡る。それでも直近の4試合で3敗を重ねているバルセロナにとって、コパデルレイを合わせ4戦負けなしを維持するバレンシアは警戒すべき相手と言えるだろう。

昨年4月に行われたバルセロナホームの対戦では、ドゥロとペペルのゴールによりバレンシアが一時2ー1とリード。だがその後に生じたジョルジ・ママルダシビリの退場も影響し、後半にロベルト・レバンドフスキが3得点を挙げてバルセロナが4ー2で競り勝っている。

今季バルセロナの監督に就任したフリックにとっては、バレンシアとのラリーガ EA SPORTS 開幕戦が新天地で臨んだ初の公式戦だった。この試合では44分にドゥロが先制ゴールを挙げたものの、レバンドフスキが後半に2ゴールを挙げ、バルセロナが開幕7連勝の口火を切る逆転勝利を手にしている。

バレンシアにとってバルセロナは、全公式戦を通して他のあらゆるチームをも上回る231度の対戦を重ねてきたライバルだ。奇しくも両者は2月6日のコパデルレイ準々決勝で再び対戦することが決まっており、今節はその前哨戦という意味でも興味深い一戦となるはずだ。

レバンドフスキは過去4度のバレンシア戦で計6ゴールを記録。今季開幕戦でも2ゴールを挙げ、逆転勝利の立役者になった 【(C)LaLiga】

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