【スキー】ノルディック複合W杯再開 山本涼太選手、ジャンプ台記録を持つ会場での2025年初戦は「気持ちよく飛べ、それなりの走りができた」

チーム・協会
 ノルディックスキー複合ワールドカップ(W杯)はクリスマス前から始まった中断期間が終わり、1月18、19日のドイツ・ショーナッハ大会から再開。男子は2025年初戦の今季第8戦がグンダーセン10km、2日目の第9戦がコンパクト7.5kmで行われ、日本チームは山本涼太選手(長野日野自動車SC)、渡部暁斗選手、渡部善斗選手(ともに北野建設SC)、谷地宙選手(日本航空株式会社)、木村幸大選手(岐阜日野自動車SC)、山本侑弥選手(swccスキークラブ)が出場しました。

兄弟でW杯転戦中の山本涼太選手(左)と侑弥選手 【全日本スキー連盟ノルディック複合チーム】

 ショーナッハのジャンプ台記録は、2年前のW杯で山本涼太選手がマークした111メートル(ヒルサイズ106メートル)。そのジャンプ台で1日目の試合は前半5位につけましたが、後半クロスカントリーで後退し23位。渡部暁斗選手の22位が日本チーム最高位でした。

〇第8戦結果
22位 渡部暁斗
23位 山本涼太
27位 谷地宙
40位 渡部善斗
56位 山本侑弥

第8戦ハイライト
 
 2日目のコンパクト方式はジャンプの得点ではなく順位で後半距離のタイム差が設定されており、その差は最大で6秒。クロスカントリーの比重が高く、混戦で順位が大きく変動する見応えあるレースが繰り広げられます。日本チームではクロスカントリーに強い木村選手が前半56位から44位まで順位を上げました。

〇第9戦結果
21位 山本涼太
25位 渡部暁斗
36位 谷地宙
44位 木村幸大
51位 渡部善斗

第9戦ハイライト
 山本涼太
「ヒルレコードを持っているジャンプ台で内容はまずまず、気持ちよく飛べた。クロスカントリーは時差ぼけもあって体が動かないことも予想されたけど、うまく日本帰国期間に調整できたかなと思う点も多く、試合ではそれなりの走りができた。新年早々の試合でしたが、個人的には良かったと思う。ただ順位は20番前後で、世界選手権のことを考えるともう少しステップアップをスムーズに行っていく必要がある。ゼーフェルトまでの期間は課題に取り組んで、トリプルで少しずついい面が出せるようにしていきたい」

 複合W杯の次戦はオーストリア・ゼーフェルト大会(1月30~2月2日)で、3連戦で総合成績を競う“トリプル”が行われます。


 FISノルディック複合の公式YouTubeではW杯の一部大会をライブ配信しており、配信済み動画も視聴できます。チーム公式インスタグラムで試合開始時間や配信リンクをお知らせしているので、フォローよろしくお願いします!
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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