【スキー】冬季ユニバ優勝の小山敬之、キッツビュールに勢いを繋げるか!?兄の小山陽平も参戦に向けて調整中!アルペンスキーW杯男子スラローム第8戦

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【スキー】冬季ユニバ優勝の小山敬之、キッツビュールに勢いを繋げるか!?兄の小山陽平も参戦に向けて調整中!アルペンスキーW杯男子スラローム第8戦

自身初のウェンゲンSLは、コース後半でコースアウト、途中棄権に終わった小山敬之選手 【写真/Alexis Boichard】

19日にスイス・ウェンゲンで行われた男子スラローム(SL)第7戦は、アトレ・リー・マグラスが今季初勝利、W杯通算3勝目を挙げると共に、2位にティモン・ハウガン、3位にヘンリック・クリストッファーセンでノルウェーチームが表彰台を独占しました。
「SNOW JAPAN」日本チームは小山敬之(いずみ産業株式会社SC)選手が56番スタートで出場しましたが、1本目途中棄権に終わりました。

一週間後、26日のSL第8戦キッツビュールは小山敬之選手が出場、ウェンゲンを欠場した兄の小山陽平(ベネフィット・ワンスキークラブ)選手はエントリーはするものの、直前まで足首の痛みと相談して出場を決めることになっています。

小山陽平選手は負傷した足首の状態をみて出場を判断することになっている 【写真/Gabriele Facciotti】

20日に痛めている足首の診察を受けた小山陽平選手、医師の診断結果は「滑走は可能」とのことで、痛みも残るなか、練習量も十分ではありませんが、キッツビュールSL出場を模索しています。
昨年のキッツビュールはポールをまたいでコースアウト、その際に今回と同じ足首くるぶしの内側を痛めています。その点でも不安の残る状況ではありますが、少しでも痛みが和らいでレースに臨めることを祈ります。

トリノユニバーシアード、バルドネッキアで行われたSLで優勝した小山敬之選手、その勢いでW杯でも2本目進出に期待です 【写真/全日本スキー連盟】

ウェンゲンSLの直後、イタリア・トリノに移動し、ユニバーシアードに出場した小山敬之選手は22日のSLで優勝を果たし、FISポイントも18.93、自身最高のポイント獲得となりました。
40秒の比較的短いコースではありますが、同世代のライバルたちと競ってしっかり勝ち切ったことは、新たな自信を得たことでしょう、その勢いをW杯にも持ち込んで、持ち味の攻撃的な滑りを見せてくれることを期待します。

文:田中慎一郎
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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