【BOATRACE】「一走一走淡々と」に今年心境変化の白井英治が11戦9勝V 蒲郡
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優勝戦はスタート展示と同じくピット離れの優劣はなく、折り合いのついた枠なり3対3で各艇がスタート。スリットでは5コースの田路朋史がコンマ05を決めてハナを切り、1つ内の萩原秀人も08の仕掛け。4カドの萩原が1マークへ向けて攻めていったが、好枠の白井英治(山口出身・山口支部48歳)【写真3枚】が伸び返して先手は渡さなかった。
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今節の白井は2日目こそ3・2着だったが、残りの9走は全て1着と、3日目からは7連勝で昨年の12月13日以来、今年の始動レースを飾った。「フライング休みがリラックスするのにいい時間になりました」と話し「毎年、賞金王が目標だけど、2年続けて(グランプリを)走ることができていない。昨年は賞金のことばかりを考えて焦りもあったし、今年は一走一走、淡々と走りたいです」とフライング休みが自身を見つめ直すのに有効な時間となったようだ。
この優勝で白井は通算119回目、蒲郡は6回目のVゴールとなったが、「初優勝したのはここ(1999年)だし、記念も勝たせてもらった(2007年周年)。相性のいい水面だと思っています」と話し、「蒲郡でいいスタートが切れたし、次は同じ愛知県の常滑でBBC(トーナメント)があります。次も本気で取りにいきます」と宣言。反撃を誓った今年の走りは、今後も必見だ。
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