グミが好きなパワフルセンター。25歳を迎えて臨んだ初先発の試合で躍動

狭山セコムラガッツ 中洲晴陽選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

今季からディビジョン3に参戦したチーム同士の対戦。試合は立ち上がりから積極的なアタックを見せた狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)が前半だけで6トライと流れを引き寄せ、最終的には58対10と大差をつけてルリーロ福岡を下した。

前節から6人を入れ替えて挑んだ狭山RG。チームのムードメーカーとして親しまれる忽那鐘太が、リーグワン初出場し、巧みなゲームメークでチームに勢いをもたらした。またスタメン復帰となったキャプテン・飯田光紀は、持ち前の強烈なタックルを見せるなどディフェンス面で貢献し、この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。

チーム力の底上げを掲げる狭山RGにとっては、新たに先発出場した選手たちが結果を残したことは、今後の大きなプラスとなる。そんな中で注目したのは、中洲晴陽だ。ここ2試合で途中出場はしていたものの、「スタメンは初めてだったので、緊張はありました」と言う。それでも、「みんなが声を掛けてくれて、自分の仕事に集中することができたので、チームの勝利にも貢献できたと思います」とチームメートへの感謝を口にした。試合では、見事なタックルで相手の攻撃を食い止める場面が多数。「これまで、ディフェンス面の課題があった。だから今日の試合ではディフェンス面で相手に強烈なインパクトを残そうという気持ちで挑んだことが、結果につながったんじゃないかと思います」と振り返った。

活躍した試合後でも、慢心はなかった。「次節はビジターでの戦いで雰囲気も違ってくる。まだミスも多いので、自分たちがやるべきことをもう一度見直し、どんな展開になっても堅実なプレーを心掛けたい」と気を引き締めていた。

試合前日に25歳の誕生日を迎え、チームメートからもたくさんのプレゼントをもらったという。「お菓子が好きで、特にグミ系にハマっています。みんな、それを知っているので、いろいろもらえてうれしかったです」と笑顔を見せた。屈託のない笑顔からは想像のできないパワフルなプレーが魅力の中洲。3歳から始めたラグビーをより極めるべく、さらなる努力を続けていく。

(松野友克)
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