【物語りVol.125】白星発進からホストゲーム3連戦へ!!

東芝ブレイブルーパス東京
チーム・協会

【東芝ブレイブルーパス東京】

東芝ブレイブルーパス東京では、多くの皆さまにクラブのことをより知っていただくために、今シーズンもライターの戸塚啓さんにご協力いただき、選手・スタッフ一人ひとりの「物語り」を発信しています。

■今シーズンもホストゲームは楽しさ満載!

12月25日、東芝ブレイブルーパス東京は定例記者会見を開きました。12月29日、1月5日、1月11日のホストゲーム3連戦を前に、荒岡義和代表取締役社長から様々な説明がありました。

 東芝ブレイブルーパス東京のホストゲームでは、誰もが楽しめるユニークなイベントが用意されています。

今回の3連戦では、全試合で前座試合が組まれています。29日はルーパス塾(アカデミー)中学生の、5日は女子チームBrave Louve(ブレイブルーヴ)シニアの紅白戦です。11日はルーパス塾×D-rocks Aca×川崎RS(中学生)​、ルーパス塾×川崎市協会(小学生)​の顔合わせとなります。

荒岡社長は「出場する選手たちとそのご家族のみなさんにとっては、特別な思い出になるのでは」と話します。試合前からスタジアムが熱気に包まれることでしょう。

前回の定例記者会見で発表があったように、29日と5日はスターダストプロモーション所属の女性アイドルグループ『私立恵比寿中学』が来場します。キックオフボールのデリバリーに始まり、ハーフタイムイベントとしてミニライブが開催され、試合後にはスターダスト賞のプレゼンテーションも予定されています。

プレゼンテーションは彼女たちの目線から、そのゲームで表彰したい選手がピックアップされます。果たして誰が選ばれるのか、何が渡されるのかは、「当日のお楽しみ」(荒岡社長)です。

グラウンド外のイベントも盛りだくさんです。お馴染みのラグビー体験コーナーの設置やキッチンカーの出店に加えて、大野均アンバサダーが来場者のみなさんをお迎えします。Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでの開催となる11日の試合では、ハーフタイムに大野アンバサダーとゲストによるトークショーも予定されています。

29日と5日の試合では、24-25シーズンの新ジャージのお披露目と、歴代のジャージが展示されます。また、29日はホストエリアの府中市、調布市、三鷹市のブースも出展されます。イベントはいずれも10時からです。

さらには、各試合5000着の限定で、ホストゲーム応援セット(メガホンとシャツ)が販売されます。応援シャツは服の上から着ることを想定し、女性とお子様推奨でMサイズ、大人推奨でLLサイズが用意されています。

シャツはデザインにも特徴があります。ベースボールシャツではなくラグビーの特徴でもある襟付きです。左胸にはチームロゴが、右袖には23-24シーズン王者の証となるトロフィーがプリントされています。

来場者にシャツを無料配布するチームもありますが、荒岡社長は「欲しい方に届くようにするため」と、有料にした意図を説明しました。事業会社として収益を上げていく意味でも、東芝ブレイブルーパス東京は良い商品を適切な価格で届けていきます。

12月21日にオープンしたメタバース空間『STARDUST LAND』のオンラインショップでは、『私立恵比寿中学』とのコラボグッズ(レプリカジャージ、タオル、キーホルダー)が展開されています。選手のトレーディングカード(3枚セット500円)も販売されています。リッチー・モウンガ選手、リーチ マイケル選手らの、迫力あるプレーがデザインされたものもあります。

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■ONE Lupusのみなさんと「つながる」機会が待ちきれない

 この日の定例記者会見には、トッド・ブラックアダーHCも出席しました。まずは22日に行なわれた横浜キヤノンイーグルスとの開幕節を振り返ります。

「選手たちのパフォーマンスは誇りに思えるものでした。プレシーズンの準備が正しいものだったと確認できました。昨シーズン3位の強豪に対して、相手のホストゲームであのような勝利をつかむことができたのですから」

前半途中まで0対16とリードを許しました。トッドHCは「タフな展開」で「完璧な試合ではなかった」としつつ、「ハーフタイムにやるべきことをすごくシンプルにして、そこにエネルギーを注いでいこうと話した。それが結果に結びついたのでは」と振り返りました。最終的には28対21で接戦を制しています。

この試合では在籍1年目の池戸将太郎選手が、ファーストキャップを獲得しました。トッドHCは試合後の記者会見でも「とても嬉しい出来事」と話しましたが、この日も改めて池戸選手に触れています。

「スクラムハーフとしてデビューして、短い時間でしたがああやって拮抗した試合のなかで、最後の数分間を占めるゲームコントロールを見せてくれました。非常に喜ばしいことだと思います」

 開幕節まで出場停止処分を受けていたワーナー・ディアンズ選手が、29日の第2節から出場可能となります。指揮官は「心身両面でリフレッシュしてシャープな状態。今週末(29日の試合)からベストな彼が見られるのでは」と期待を込めて語りました。

 次節からは3試合連続のホストゲームとなります。トッドHCは弾むような声で話しました。

「29日、1月5日、11日の試合を前にして、本当にワクワクしています。自分たちのホストゲームで、ONE Lupusのみなさん、観客のみなさんの前でプレーできることが、みなさんとつながることのできる機会が、本当に待ちきれません。新しいホームジャージを着て、みなさんの前で戦えることを心から楽しみにしています」

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■開幕節を振り返る眞野選手は「いい入りになったのかな」

 定例記者会当日の練習後には、ワーナー・ディアンズ選手と眞野泰地選手がメディアの取材に応じました。

ディアンズ選手は日本代表の一員として出場した11月16日のウルグアイ戦でレッドカードを受け、4試合の出場停止となって開幕節まで出場できませんでした。本人は悔しさを噛み締めつつ、試合から遠ざかった期間を有効に活用したようです。

「試合がないのでメンタル的なプレッシャーがなく、自分のスキル練習に集中できた4週間でした。ちょっと身体も休めて、いい感じに過ごせました」

 23-24シーズンのリーグワン終了後、日本代表の一員としてテストマッチに数多く出場してきました。国際舞台での経験を、東芝ブレイブルーパス東京に持ち込んでいきます。

「今年は代表で初めて、ラインアウトのコーラーをやりました。相手のディフェンスの読みかたとか、どういうコールを出せばいいのかといったことを、テストマッチのなかで経験できました。それは、リーグワンの試合にもつながると思います」

 今シーズンからリーグ戦の試合数が「16」から「18」となり、プレーオフトーナメントの出場枠も「4」から「6」に拡大されました。ディアンズ選手は旺盛な意欲を言葉にします。

「試合が多くなっても、これまでと変わらずに出続けたい。毎週毎週身体を作って、リカバリーをしていきます」

 眞野選手は横浜E戦で決勝トライをあげ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されました。試合開始48時間前のメンバー発表ではロブ・トンプソン選手がスタートに名を連ねていましたが、体調不良により眞野選手が12番で出場したという経緯がありました。

「ロブ・トンプソンの体調が良くなかったので、準備はしていました。スタートに決まったのは前日ですが、全然問題なかったです。試合に出たい気持ちをずっと持っているので、スタートとして出たらどうするかの準備はしていました」

昨シーズンのプレーオフ準決勝でも、試合直前の練習で負傷した選手に代わってリザーブ入りしています。トッドHCは「泰地はスタメンで出ることに慣れている」と信頼を寄せ、本人も急きょの出場には「もう慣れました」と笑顔を浮かべます。

 チームは接戦を制して白星発進を飾りました。

「開幕戦の緊張感もあるので、すべてがうまくいくことはない。ミスが重なってしまっただけで、それでもみんなが慌てることはなかった。みんなが勝ちかたを知っていたというか、80分終わったときに勝っていればいいので、それが実現できたのかなと。去年のシーズンもしんどい試合を勝ちきって、最後に優勝までいった。今シーズンも1試合目にああいう状況で勝ちきれたのは、いい入りなのかなと思います」

 14シーズンぶりの日本一を経て、チーム内の競争は激しさを増しています。眞野選手も「プレシーズンで去年試合にあまり出ていない選手がたくさん経験を積んで、そういう選手たちが良くなってきた」と、チーム全体のレベルアップを口にします。

 開幕節の勝利で自信を得たチームは、ホストゲーム3連戦でさらなる勢いをつかむことでしょう。

(文中敬称略)
(ライター:戸塚啓)

【東芝ブレイブルーパス東京】

【試合情報】
12/21より【NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25】が開幕!

開幕節は、横浜キヤノンイーグルスに28-21にて勝利いたしました!

東芝ブレイブルーパス東京のホストゲーム開幕戦は、12/29(日)に味の素スタジアムにて三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦します。
13:00キックオフとなりますので、ぜひ会場で皆様のご声援をよろしくお願いします!
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著者プロフィール

東芝ブレイブルーパス東京はジャパンラグビーリーグワン(Division1)に所属するラグビークラブです。日本代表のリーチマイケル選手や德永祥尭選手が在籍し日本ラグビーの強化に直接つなげることと同時に、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして活動し、地域と共に歩み社会へ貢献し、日本ラグビーの更なる発展、価値向上に寄与して参ります。

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