プレミアリーグ第17節、アストン・ヴィラがホームのヴィラ・パークでマンチェスター・シティを迎え撃ち、粘り強い守備と効率的な攻撃で、強豪相手に2-1の価値ある勝利を収めた。

試合は開始早々から動きの多い展開に。デュランが鋭い動きでゴールに迫るも、マンチェスター・シティのGKオルテガが驚異的なセーブを見せ、先制点を許さない。その直後のコーナーキックでは、パウ・トーレスがニアポストで巧みに触れるも、またもやオルテガが立ちはだかり、ヴィラは惜しくもゴールを奪えなかった。

そして16分、ヴィラが待望の先制点を挙げる。ティーレマンスが相手DFラインの裏へ抜け出したロジャーズへスルーパス。1対1の場面で冷静に走り込むデュランへラストパスを送り、デュランがこれを確実にゴールへ流し込んだ。

35分にはフォーデンとリコ・ルイスの鮮やかなワンツーから決定機を演出されるが、ヴィラの守護神エミリアーノ・マルティネスが冷静にセーブ。シティの攻撃を跳ね返し、流れを渡さない。

後半に入るとヴィラがさらにペースを上げる。60分にはロジャーズとデュランの見事なワンツーからゴール目前に迫るが、ロジャーズの力強いシュートはゴールならず。

しかし、その5分後、ヴィラが勝利を決定づける一撃を放つ。ロジャーズが自陣からのドリブルで一気に持ち上がり、右サイドのマッギンへパスを供給。その後、再びボールを受けたロジャーズがタイミングをずらしてシュートを放つと、ボールはゴールネットに吸い込まれ、スコアを2-0とした。

試合終盤、マンチェスター・シティは意地を見せる。右サイドでサヴィーニョがボールをキープし、フォーデンが中央で前を向いてゴールを決め1点を返すも、反撃はそこまで。ヴィラの守備陣が集中を切らさず、試合終了。ヴィラはホームで大きな勝利を飾った。