徳島インディゴソックス リモートインターン生が語る「挑戦と学び」【スポーツPRアワード2024 優秀賞受賞施策】
【徳島インディゴソックス】
私たちリモートインターン生は、徳島県内外から集まった約25人のメンバーでYouTube・SNS運用をはじめとした球団の広報に携わっています。
それぞれのメンバーは居住地も学年もバラバラですが、Slack上でのコミュニケーションやZoom上での定例ミーティングを通じて協力して仕事を請け負い、球団の一員として活動しながらスキルを磨いています!
※リンク先は外部サイトの場合があります
SNSや広報活動はもちろんのこと、ファンクラブ運営などにおいても学生のアイデアを形にしていることや、県外在住のリモートインターン生が実際に徳島県を訪れ、経済効果をもたらしていることも評価いただいての受賞となります。
詳細はこちら▼
(スポーツナビ株式会社様の公式ニュースリリースに遷移します)
※リンク先は外部サイトの場合があります
【スポーツナビ株式会社様】
【徳島インディゴソックス】
【徳島インディゴソックス】
それぞれの興味関心や得意分野を活かしながら幅広く活躍しているインターン生。その中でも今回は、県外在住ながら実際に徳島県に足を運んでホームゲーム運営を経験するなど様々なことにトライしているお2人を招き、インターンから得た学びや将来の展望について深掘りさせていただきました!
自己紹介
進邦和馬さん(以下進邦) 大学4年生の進邦和馬です。2023年の7月からインターンを始めて、今シーズンは1年間インターン生のリーダーを務めました。よろしくお願いします
大仲菜奈さん(以下大仲) 大学3年生の大仲菜奈です。2024年4月からインターンを始めたので、インターン歴はおよそ8か月くらいです。
来シーズンはインターン生の幹部として、毎週月曜に行っている定例ミーティングのファシリテーターやnote運用のリーダーを担当する予定です。よろしくお願いします!
_大学で専攻している領域についても教えてください!
進邦 専門は観光・まちづくりでした。観光施設や過疎地域など、実地に出て学ぶことも多い学科でした。
大仲 スポーツマーケティングを専攻しており、プロチームとの合同プロジェクトでは調査や企画立案を行うなど私もフィールドで学ぶ機会は多いです!
_インターンのほかにやっている課外活動はありますか?
大仲 私は体育会女子軟式野球部にプレイヤーとして所属していて、現在も副キャプテンとして頑張っています。
進邦 プレイヤーの経験でいうと、僕は野球経験はなくて、中学まで剣道をやってました。中学・高校時代は吹奏楽部だったので、プレイヤーというよりかは応援する側ですね。
_ちなみに、参加しているインターン生の半数は本格的なスポーツ経験のない学生です!
それぞれの活動について
進邦 ずっと山梨で育って、山梨で働きたいとは思っていたのですが、なかなか何をやりたいかがはっきりしていませんでした。
その中で、2023年の6月に「山梨に独立リーグの球団ができる」というニュースを聞き、「野球好きだし、山梨にプロ野球チームができるなら天職じゃん!」と思い、何かアクションを起こすしかないと思って野球チームのインターンを探しました。
NPB球団と独立球団では違いがあると思い、独立球団のインターンで多くのことを学びたいという動機で参加しました。
大仲 私は小さい頃からスポーツをやっていたのですが、高校時代は硬式野球部のマネージャーを選びました。その中で「スポーツをビジネスとしてとらえるって面白いな」と思い、スポーツを「する」ことに加えて「支える」分野にも興味を持ちました。
そこからプロスポーツチームのフロントスタッフになりたいという夢ができましたが、実践の経験などが足りないなと感じていました。
そこで「社会人のような経験やスポーツビジネスについての知識を得て、即戦力として活躍したい」という思いを抱いてインターンを探していたところ、インディゴのインターンを見つけてすぐに応募しました。
_インターンを始める前と後で、活動内容などについてのギャップはありましたか?
大仲 想像以上に自分のやりたいことをどんどんやらせてもらえるというのはいい意味でギャップでしたね。もうちょっと硬い感じかなと思ったら、意見を出したり、「この仕事やってみたいです!」って言ったりしたらどんどん任せてもらえるし、挑戦を後押ししてもらえる環境だと思います。
_学生生活とインターンを両立する中で、1日あたり、1週間あたりではどのくらい時間をとっていらっしゃるのでしょうか?
大仲 通学時の電車の中などの隙間時間を使って投稿の文章は作成しています。
部活やアルバイトがある中でも活動時間はきちんと確保するために、まとまった時間をとるのが難しいときは「この空きコマはインターンの仕事に使おう」と決めたり、週によって「1日1時間はやろう」と決めて取り組んだりしています。
ゼミのプロジェクトも並行してインターンに取り組んでいた時期もありましたが、その際も1日のスケジュールを区切って「何時から何時まではこれをしよう」と決めて取り組んでいました。
インターンの業務は多くの人が関わっていることなので、そのタスクを優先することもありましたが、基本的には他のことと並行して進めることができていました。
_インターンの業務の中には動画編集や、サムネイルなどの画像制作もありますが、それらはどのようにやっていますか?
進邦 動画の編集、画像の制作はiPadを使ってやっています。個人的にはパソコンよりも直感的に操作できるので好きです。
画像制作はアプリを用いて行っています。デザインというと最初は難しく感じられるかもしれませんが、ほかのインターン生が作っている画像など様々なものを参考にしたり、インターン生同士でアドバイスし合ったりすることで徐々にうまく作成できるようになりました。
挑戦から得られた学び
進邦「やるぞ!」とは意気込んでいたのですが、実際やってみるとなかなか思うようにいかないこともありました。
ただ、まとめ役としていろいろな失敗をできたというのは大きな経験ですし、「失敗してもどんどんチャレンジしていこう」という環境があったおかげで1年間やり切れたと思います。
_大仲さんはシーズン序盤からNPBドラフト会議まで完走してみていかがでしたか?
大仲 最初は新しいことばかりで不安もありましたが、それ以上に身につけることもすごく多くて、刺激しかなかったです。
いろいろなことを経験する中で、ほかのインターン生や球団職員の方などから学ぶことも多く、やりたいことを実現できているというのがシーズン通しての感想です。
_最も印象に残っている仕事について教えてください!
進邦 寺岡丈翔選手の前期活躍まとめ動画を作って「徳島のムーキー・ベッツ」というキャッチフレーズをつけて投稿したことです。
寺岡選手の背番号が50番で、ムーキー・ベッツ選手に憧れていて、「ぜひ多くの人に見てほしい」そして「寺岡選手本人にも喜んでもらえたら」と思ってこの動画を作りました。動画自体も伸びましたし、SNS上でもそのフレーズを使って投稿してくれている人や、寺岡選手に注目してくれる人も増えました。
独立リーグの選手はNPBの選手に比べたら注目されにくいですが、うまく外からの要因を使うことで注目度を上げることができました。そういった視点はこの動画を作って得られた学びだと思います!
インターンを始めてから1か月くらいのときに自分から「やってみたい」と手を挙げました。最初は「動画編集をやったことがないのにPVを作れるかな」と不安でしたが、やってみなきゃ何も始まらない!と思って、思い切ってチャレンジしてみたところ、実際にYouTubeの試合配信の実況やコメント欄でも話題にしてもらえるなど良い反応をいただけました。
何事もまず挑戦することが大切だと気づけましたし、動画編集にも自信を持てたきっかけでした!
進邦 どの仕事に関しても、スピード感の重要性というのは非常に感じています。
今シーズン工藤泰成投手が球速159km/hを記録した際にすぐ動画を投稿したのですが、そういったスピード感ある仕事が選手の注目度を向上させると気付きました。また、仕事上でのテキストのやり取りはなるべく早く返信をすることや日程に余裕をもって業務を進めていくことが信頼関係を築いていくことを学びました。
進邦 「まとめる側が考えていることをうまく全体に伝えるのは難しい」と気付きましたし、その伝え方は仕組みを作る中で大事だと思いました。
チームの中で意思の違いがあるとうまくいかないことも出てくるので、そこはうまく調整をしながらやっていくべきだったと思っています。
これは組織運営に限らずいろいろな領域でいえることですが、例えばマーケティングでも売る側が認識している商品の特長とお客さんの認識が違うというようなことはあると思います。認識を揃えることの重要性を学生時代に学べたのは大きかったです。
大仲 自分が想像していた以上に、幹部の中でも意思決定を重ねないと組織運営は難しいとわかりましたし、責任もすごく感じるようになりました。定例ミーティングを進めていく中でイメージした通りにいかないこともあったので、議論の流れに臨機応変に対応できる能力もつけていきたいです。
_インターンの経験が役に立ったと思ったことは何かありますか?
進邦 物事を進めるうえでのスピード感が上がったと思います。現在ゼミで卒論に取り組んでいるのですが、そのやりとりでも先生からの返信に対してすぐにリアクションするようにしています。そういったスピード感があると仕事も進みますし、必然的に信頼も得られやすくなるので、そういった点はインターンを通じて学べたところだと思います。
スピード感は本当に大事です!
大仲 ゼミでも積極的に発言できるようになったり、将来に向けて積極的に行動を起こすようになったりしました。
今までも何でもやってみようという気質はありましたが、これまで以上に自分が成長できることは何でも挑戦しようと思うようになりました。実際に、今年の夏休みは他競技のプロチームのインターンプログラムに10日間参加してみました。
このインターンですごくいい経験ができているからこそ、もっと多くのことをやってみようと思えています!
インターンをきっかけに徳島を初訪問!
進邦 僕はインターンに入ったばかりの頃(2023年8月)に行きました。その際に現地で試合運営業務を体験しました。
大仲 私は何回か現地を訪問しています。
最初は今年の9月3日~6日に現地に行って、試合運営業務をやりました。そのときにチームが後期優勝して、優勝の瞬間を見ることができました。
ドラフト会議の際や、シーズン報告会・ファン感謝祭の際も徳島に行きました。
試合がない時にはインディゴアカデミーで小学生にノックを打ったりもしました。(笑)
_お二人とも、インターンを始める前に徳島県を訪問したことはありますか?
進邦・大仲 ないです。
_このインターンがきっかけで徳島を初めて訪れたんですね!
むつみスタジアム外観 【進邦さん撮影】
宿泊した阿波観光ホテルの朝食 【大仲さん撮影】
大仲 球団職員の方に「現場広報をやってみたいです!」と言ったところ快諾いただき、主に現場広報としての仕事を経験させていただきました。
例えば、試合前練習で注目の選手のバッティング練習動画や試合後にインタビュー動画を撮影して、その場で編集・投稿など、スピード感が重視される仕事を任せていただきました。また、チームが後期優勝したタイミングでは、「セレモニーの様子はどういった角度で撮ったら良い動画になるかな?」と考えるなど、現場でしかできないことをやらせていただけました。
また、グッズの販売や設営の業務にも携わり、少ない人数の中で運営する難しさも実感しました。
進邦 会場設営をメインに取り組みました。あの少人数で広い球場を毎試合準備して、連戦が終わったら夜遅くまで片づけをするというのは、結構ハードではあったんですが、純粋に楽しかったですね。
ちょうど僕が行ったときは徳島県民の方を無料招待させていただく徳島県民応援デーの日で、徳島県の方が多くいらっしゃり、地域でインディゴが愛されているということを実感しました。
打撃練習の様子を撮影している大仲さん(写真右) 【本人提供】
大仲 主に、指名された選手をYouTubeの配信ブースに誘導したり、公式HPに掲載するために選手の指名直後にインタビューし、それをまとめて文章にしました。3巡目に立て続けに指名があってすごくバタバタしたのですが、スピード感を大事に記事を作成しました。
また、「ドラフト会議の1日」という動画制作のために素材動画や写真を撮影したり、会場の片付けなどをさせていただいたりもしました。少ない人数で多くのことをしなくてはならないのは大変でしたし、選手の人生の岐路となるような現場で大きな緊張感もありましたが、貴重な経験ができた1日でした。
大仲さんが選手コメントの部分を担当した記事▼
※リンク先は外部サイトの場合があります
おわりに
進邦 自分は社会人になるので、今までのようにがっつり活動することはできませんが、インターンの中でリーダーもフォロワーも経験してきたので、客観的な目線で支えられることを探していきたいです。
大仲 幹部の熱量や行動でインターン全体の雰囲気なども変わってくると思うので、今後は自分の仕事だけでなく、周りのインターン生を巻き込んで良い影響を与えられるようなリーダーになれるよう頑張ります!
_インターンでの活動を通じた将来の展望を教えていただけますか?
進邦 僕が就く職種はエンジニアで、業界的にはまったく関係ないのですが、このインターンで学んだスピード感は大切にしていきたいです。そのほかにも、このインターンで「量を積み上げる」ことの重要性も学んだので、エンジニアは未経験ですが、スピード感をもって量を積み上げていき、上司からの信頼を得ながら成長していきたいです!
大仲 スポーツチームで即戦力として活躍することを目標にこのインターンを始めて、確実に力がついていると感じています。
大学とこのインターンでの学びを通じて、さらにスポーツチームで働くことへの思いが強くなりましたし、フロントスタッフとしてチームを支えたり、ファンの方々や地域を盛り上げたりするために、もっと勉強やインターンを頑張りたいなと思っています!
_どんな人がこのインターンに向いていると思いますか?
大仲 何事にも積極的にチャレンジできる人が向いていると思います!
スポーツ業界に限らず社会人としてのスキルを学べますし、様々な経験を通して自身の成長にもつながります。少しでも興味があれば何でも挑戦してほしいです。
その上で、うまくいったこともいかなかったこともフィードバックして、お互いに成長できる環境です!ぜひ一緒に頑張りましょう!!
進邦 失敗が怖いのはすごくわかりますが、失敗から学ぶことも多いですし、挑戦しないと失敗もしません。失敗することを恐れずに積極的に行動してみてほしいです。
歴代のインターン生も積極的に挑戦して実際にNPB球団の職員として内定をもらったり、ライターとして働いている方もいます。
このインターンはとにかくトライを推奨しているので、挑戦を重ねて、自分自身でチャンスをつかんだり、将来を切り開いたりしてほしいです。
_ありがとうございました!!
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ