首位を争うバルセロナとの壮絶な一戦を制し、ラリーガ首位に躍り出る | アトレティコ・デ・マドリー

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バルサ先制もデ・パウルとセルロートのゴールで1-2逆転勝利

【©️Atleti】

今試合に勝った方が2025年をリーグ首位で迎えられる激しい争いは、バルセロナに先制を許したものの、デ・パウルとセルロートの逆転弾により1-2で勝利した。

アトレティコ・デ・マドリーは、公式戦で11連勝し、ラリーガの順位もバルセロナと並ぶ好調ぶり。そんな中、シメオネ監督はバルサ対策のために5バックを組みながら左サイドに運動量の多いギャラガーを配置。そして、前線にはグリーズマンとアルバレスをスタメンに選び、万全の布陣でアウェイの戦いに挑んだ。

序盤はバルセロナの激しいプレスに悩まされセカンドボールを拾うことができず、アトレティには攻撃の機会がほぼ無かった。そうして、最初にネットを揺らしたのはホームのバルセロナ。ペドリが中盤のスペースからシメオネやデ・パウルをかわしてエリアに侵入を図る。そしてガビにパスを出すとヒールパスで再びボールを受け、フィニッシュを決めた。

巻き返したいアトレティコだったがバルセロナに対し有効な手段を見出せず、前半戦はシュート数0本となった。

【©️Atleti】

チャンスが訪れたのは後半60分。ジュリアーノが左サイドの広いスペースからペナルティエリアに侵入し、中央へクロスを上げた。これはカサドにブロックされたが、そのこぼれ球をデ・パウルが回収するとワンタッチでゴール右下隅にシュートを押し込んだ。

同点に追いついたアトレティコは、モリーナ、コケ、セルロートなどを投入し、5-4-1でしっかりと固めながらさらに攻守を織り交ぜていく。

そして後半アディショナルタイムに突入した96分、劇的な瞬間がやってきた。バルセロナからボールを奪うと、アトレティはすぐさま反撃を開始。中盤で相手を引きつけるとモリーナが右サイドからディフェンスラインを突破する。彼は右足でクロスを送ると、セルロートがワンタッチボレーシュートを決めた。

首位攻防戦を制したアトレティコ・デ・マドリーは、勝ち点を41に伸ばし、ラリーガ1位で2024年を締め括った。
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著者プロフィール

アトレティコ・デ・マドリーは、スペインのマドリーを本拠地とし、ラ・リーガに所属するサッカークラブです。1903年に創立し、プリメーラ・ディビシオン(1部)優勝11回、コパ・デル・レイ優勝10回、UEFAヨーロッパリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝3回を誇り、ヨーロッパを代表する歴史あるクラブです。

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