同勝ち点で実現した首位決戦。バルサとアトレティコが年内最後の大一番で激突

ラ・リーガ公式
チーム・協会

【(C)LaLiga】

12月21日の現地時間21時、バルセロナのエスタディ・オリンピクにて今季のラリーガ EA SPORTS における最も重要な一戦の一つがキックオフを迎える。第18節で実現したバルセロナ対アトレティコ・デ・マドリーは、勝ち点38で並ぶトップ2による首位決戦となったからだ。

ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコは現在、ヨーロッパで最も勢いに乗っているチームの一つだ。ラリーガ EA SPORTS で最後に敗れたのは10月27日のベティス戦で、以降は全公式戦を通して11連勝中。前節はホームでヘタフェを1ー0で下し、ロス・アスロネス相手の不敗記録を23試合に伸ばした。なおこの試合で唯一のゴールを挙げたアレクサンダー・ソルロートは、2024年のラリーガ EA SPORTS でロベルト・レバンドフスキの27ゴールに次ぐ24ゴールを記録している。

ソルロートは今季ここまで7ゴール。アントワーヌ・グリーズマンと並び、チーム最多スコアラーとなっている 【(C)LaLiga】

一方、バルセロナの得点源レバンドフスキもここまで17試合で16ゴールを量産し、得点ランキングの首位を独走している。主砲のゴールラッシュに後押しされ、バルセロナは開幕からの12試合で11勝を挙げる好スタートを切った。だがここ6試合は1勝2分3敗と大ブレーキがかかり、前節レガネスではホームでまさかの完封負けを喫している。「Opta」によれば、ラスパルマスとレガネスに喫したホームでの2連敗は、バルセロナにとって21世紀以降3度目の出来事だという。

バルセロナは前節レガネス戦でまさかのホーム2連敗。ここ6試合は1勝2分3敗と失速している 【(C)LaLiga】

対照的に、アトレティコは取りこぼしが目立った序盤戦を経て、尻上がりに調子を上げてきた。ここに来て失速し、序盤戦で得たリードを失ったバルセロナとしては、今回の直接対決で再び首位の座を固めたいところだろう。

バルセロナにとってアトレティコは相性の悪い相手ではない。最後にホームでアトレティコに敗れた試合は2005/06シーズンまで遡るくらいだ。2011年に就任したシメオネ監督は、カンプノウのピッチでリーグ優勝を決めたことも、バルセロナをチャンピオンズリーグ敗退に追い込んだこともある。だが過去17度のアウェー戦は0勝7分10敗と、1試合で勝ったことは一度もない。しかも近年はホーム、アウェーを問わずバルセロナがアトレティコに5連勝中。アトレティコが最後に勝ったのは2021年10月2日、2ー0で制したラリーガ EA SPORTS のホームゲームまで遡る。

昨季の第15節、エスタディ・オリンピクで行われた一戦ではジョアン・フェリックスが唯一のゴールを挙げ、バルセロナが1ー0で制した 【(C)LaLiga】

ここまでの軌跡と同様に、この2チームは対照的な戦いぶりで勝ち点38を積み重ねてきた。爆発的な得点力が際立つバルセロナは、リーグ最多の50ゴール、1試合平均2.8ゴールを量産中。8試合で3ゴール以上を固めどりし、既に2選手が二桁得点を記録している(レバンドフスキが16ゴール、ラフィーニャが11ゴール)。

一方のアトレティコは、レアル・ソシエダと並ぶリーグ最少11失点の堅守が最大の武器だ。守護神ヤン・オブラクは、アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ)の10試合に次ぐ8試合での完封を実現。4試合での1ー0勝利はリーグ最多で、まだ1敗しか喫していない。

果たして今回もバルセロナが攻め勝ち、首位の座を維持するのか。それともアトレティコが18年ぶりに敵地で勝利を手にするのか。最強の攻撃力と守備力がぶつかり合う年内最後の大一番は、まもなくキックオフを迎える。

今季完全復活したレバンドフスキはここまで16ゴールを量産。得点ランキングの首位を独走している 【(C)LaLiga】

アトレティコの守護神オブラクはここまで8試合を完封。リーグ最少11失点の堅守を支えている 【(C)LaLiga】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ラ・リーガ公式サイトです。最新ニュース、各クラブの情報やデータをご覧ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント