1年7カ月ぶりのリーグワン出場へ。みんなが待つ、副将の復活劇

豊田自動織機シャトルズ愛知 中村大志選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

いよいよ開幕を迎えるリーグワン。豊田自動織機シャトルズ愛知は、大阪の地に乗り込み、花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)と対戦する。

目標はディビジョン1昇格。そんな今季に向けて、共同主将を務めるジェームズ・ガスケルは「選手たちのスタンダードが上がってきた」と充実ぶりを口にする。「今季はとてもハードなプレシーズンを過ごした。みんなで頑張ってきたものを試合で出せるのが楽しみ」と開幕を待ち切れない様子だ。

徳野洋一ヘッドコーチは「一戦一戦ベストを尽くすしかない。レギュレーションが変更された中で、昨季以上に難しくなることは間違いないが、われわれはブレずにやるだけ」と長いシーズンを見据える。どんな相手に対してもチャレンジングに、アグレッシブに勝利を奪いに行く。強力な陣容がそろう花園Lを前にしても同じだ。

シーズンを占う大切な初戦でロックとしてメンバー入りした副将・中村大志は、2022-23シーズン以来の出場となる。昨季は度重なるケガで公式戦出場はなし。「こんなに試合に出られないことは人生で初めて」(中村)と語るほどの長期離脱となっていた。「チームの役に立てなくて、モチベーションを保つのも難しかった」とリハビリ時代を回想する。

それでも、オフシーズンに気持ちをリセット。決意新たに準備をしてきた。ひさびさの試合については「自分は派手なプレーはできないので(笑)。愚直に、地道なプレーで貢献したい」と意気込んでいる。

その中村とひさしぶりにロックでコンビを組むジェームズ・ガスケルは「彼とのコンビネーションはすごく良い。賢いプレーヤーだし、彼がいることでラインアウトなどのレベルが練習から上がっている」と評する。「素晴らしい信頼関係が築けているか?」との問いには「Yeah」と即答。チームを引っ張るリーダー陣としての絆もある。

中村の復帰を心待ちにしていたファンも多いはず。復活を印象付ける活躍を期待したい。

(齋藤弦)

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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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