2024 J1 第38節「サガン鳥栖 vs ジュビロ磐田」 超主観的振り返り

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チーム・協会
【これはnoteに投稿された神田川_Júbilo&Bonitaさんによる記事です。】

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鳥栖 3-0 磐田
【得点者】

鳥栖:富樫 敬真(前半16分)、マルセロ ヒアン(前半30分)、マルセロ ヒアン(後半15分)
磐田:-

2024年12月8日。
忘れられない日となりました。

この日、私は鳥栖にはいませんでした。

行きたかったのは、やまやまでしたが、今年はアビスパ福岡戦で既に九州遠征しているし、さすがに年間二回の九州遠征は厳しかったです。

ジュビロ磐田のJ1残留がかかった大事な試合であることは重々承知でしたが断念。

私は同じく推している静岡SSUボニータの皇后杯(https://note.com/kandagawa1975/n/nd9adc949fba3?external_type=sports_navi&external_position=related_link&rt=external)を応援するために、鳥栖 vs 磐田の試合の同時刻に藤枝総合運動公園サッカー場にいました。

「ダメだったか・・・・。」

ボニータの試合が終わり、他のサポさんとの会話で磐田が敗戦し、J2降格が決定した事を知りました。
その日すぐにDAZNで見返す気は起こらず。
翌日に見逃し配信をフルマッチで視聴。

敗戦した結果も知っている。
J2降格したことも知っている。

そんな状況で、フルマッチを観るということがこんなにも辛いことなのか。

悔しさと無力感が交錯する90分。
なんという自虐的な行為をしているんだ。

それでも来年以降の希望を捨てずに、この感情をnoteに記録しておきたい。
そんな思いで以下記しておきます。

前回対戦振り返り

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前回対戦は、5月11日ホームヤマハスタジアムでの戦い。

ジャーメイン良川島永嗣が負傷のため欠場。またリカルドグラッサが前節レッドカードで退場のため出場停止。攻守で要の選手を欠くという緊急事態。そんな不安をかき消して欲しかったのですが0-3の完敗。横内体制になってから3点差での敗戦は初めての屈辱でした。

スターティングメンバー

ジュビロ磐田

前節スタメン出場した平川怜はベンチスタート。替わりに上原力也がスタメン。その他スタメン、ベンチメンバーは前節と変わらず。

サガン鳥栖

3試合の出場停止処分を受けていたエースであるマルセロヒアン選手が最終節に帰ってきました。これは磐田にとっては脅威でしたが、案の定立ち塞がる存在になってしまいました。

序盤の希望

前半開始直後の10分間、ジュビロ磐田は良いリズムで攻撃をしかけていたと思いました。7分の松原后のシュートなど、この時間帯に得点できていれば、試合の流れは大きく変わっていたと思います。

先制点は鳥栖。前半16分。 富樫敬真選手が見事なスルーパスに抜け出し、ゴールキーパー川島永嗣を冷静にかわしてゴールを決めました。

J1残留には勝利しかないので、先制されたのは痛かったですね。
前半21分、ジョルディクルークスの危険なキックでイエローカード。相手選手の顔付近に足裏を向けてが接触したプレーであり、レッドカードで退場になってもおかしくないプレーだったので、ここは救われたと言えるでしょう。

前半23分は川島永嗣が身体を張って鳥栖の攻撃をブロックし続けます。更にリカルドグラッサが川島永嗣の後方で構えてしっかりシュートブロック。リカはいい位置にいましたね。ナイスブロックでした。

前半25分には、ジャーメイン良のフィードをジョルディクルークスが競り合いながら右サイドに流れたこぼれ球を奪いクロス。そこへ高畑奎汰がシュート。これは残念ながらゴールならず。

序盤はいい攻撃を仕掛けていた磐田。1失点したもののチャンスは有ったので決め切れなかったのが残念でした。

重なる失点と精神的な重圧

前半29分、鳥栖は最後列からのビルドアップ。中原輝選手がドリブルで運びます。ここで潰したかったですね。その後のスルーパスに上手く抜け出したマルセロヒアン選手が、倒れた川島永嗣を見透かしたかのように小さく超えるループ気味のシュートを放ちゴール。

痛い2失点目に何とも言えないやるせなさが残りました。
2失点​​を喫した時点で、磐田が逆転するには3点以上が必要。

精神的に重荷となったのは明らかでした。この後磐田の攻撃のギアがなかなか上がりません。試合の流れを変えるようなプレーがなかなか見られないまま、前半を終えました。


後半の挽回なし、屈辱の試合展開

後半、磐田は攻撃に転じるためマテウスペイショット藤川虎太朗を投入。ペイショットは裏をとる動きを見せるなど反撃の兆しを見せようとしました。

しかし無情にもまたもマルセロヒアン選手が襲い掛かります。ヴィキンタス・スリヴカ選手にボックス付近でボールを奪われると、これまた倒れた川島永嗣を見透かしたようにシュートを放ち磐田痛恨の3失点目
スコアは0-3に。
これ以上ない厳しい状況。

この試合は川島永嗣の体勢を見極めてシュートを放つマルセロヒアン選手の上手さが光りました。



その後、今季で引退を表明している鳥栖の藤田直之選手と岡本昌弘選手がピッチに入った場面は、磐田側にとっては苦い演出でしたね。

特に、岡本選手がゴールキーパーとして途中交代するという極めて稀な采配。鳥栖サポーターにとっては感動のサプライズ。しかし磐田サポーターとしては屈辱的な演出。

鳥栖は、3点リードの展開でもう勝てると踏んだのでしょう。絶対的な守護神の朴一圭選手を下げて、岡本昌弘選手に引退の花道を飾ってあげるという「粋な」演出。

私は試合結果を知っていましたので、ここまで苦痛ではありましたが、ほぼ無の境地でDAZNを見ていましたが、この瞬間だけは悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。
「鳥栖には来年絶対にリベンジする」

そう心に決めた瞬間でした。

その後も結局最後まで得点することができず、試合終了のホイッスル。0-3の敗戦。

磐田サポーターはただ静かに事実を受け止めるしかないわけで。

わずか1年でのJ2降格という現実は重く、悔しさで涙を流すサポーターもDAZN越しで見受けられました。そんな光景を見るのは本当に辛かったてす。


来季に向けて

感動したのは、敗戦濃厚の試合展開にもかかわらず、最後まで声を枯らして選手達にチャントを歌い、ジャンプを繰り返しながら応援してくれたゴール裏を中心とした磐田サポーターの皆さんでした。

地理的に、鳥栖は長距離移動を伴う遠征になった人が殆どだったと思います。旅費も馬鹿にならなかったはず。それにもかかわらず、ゴール裏はサックスブルーに埋め尽くされ、DAZNからも大きく聞こえてくる声援とチャント。

決してホームの鳥栖サポーターに負けてはいませんでした。いや、チャントでは磐田の方が勝っていたんじゃないかと思わせる声援だったと思います。

鳥栖まで遠征された磐田サポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

J2降格という結果は確かに屈辱ですが、鳥栖に轟いたジュビロ磐田サポーターの大声援が光に感じました。


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さて、降格という結果を受けて、早くもジャーメイン良にオファーが届いていることが一部新聞報道されています。
辛いですが選手の去就については、覚悟しています。主力選手にJ1チームからオファーがあるのは当然だと思っています。

ただ、横内昭展監督に関してはSNSにも投稿しましたが個人的には続投して欲しいという思いです。
J1に残って横内監督に3年目を指揮を執ってもらうのが理想でしたが、J1で戦うには何が足りなかったか?そのためにはどんな体制が必要なのか?その課題を次の年に繋いで欲しい。

また新たな監督探しから始めているようでは時間がかかるし積み上げゼロから始めなければなりません。横内監督の意思もあるでしょうが、私は3年目のチーム作りを託したい。継続性のあるクラブを目指して欲しいと願っています。

2025シーズンは2月15日開幕です。約2か月しかありません。今年は選手編成に後手を踏むようなことがあってはなりません。

年末年始の去就に注目したいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。

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