プレミアリーグ第15節、アストン・ヴィラはホームでサウサンプトンと対戦。

試合の均衡が破られたのは23分。サウサンプトンのミスを見逃さなかったヴィラは、デュランが圧巻の働きを披露する。相手のクリアミスに素早く反応すると、数的不利の状況をものともせずボールを奪取。そのままゴール前で冷静にキーパーとの1対1を制し、チームに貴重な先制点をもたらした。スタジアムはこの一撃に沸き返り、ヴィラは1-0で前半をリードして折り返す。

後半に入ってもヴィラの勢いは衰えない。60分、エミリアーノ・マルティネスのロングボールを受けたロジャーズが鮮やかなドリブル突破を見せ、裏へ抜け出したワトキンスに絶妙なパスを供給。しかし、途中出場のワトキンスが放ったシュートはわずかに枠を外れ、追加点とはならなかった。

一方、サウサンプトンも反撃の機会をうかがう。67分、ヴィラのコーナーキックから一転してカウンターを展開するも、最終ラインのカマラが落ち着いた守備で対応しピンチを未然に防いだ。

終盤になると、再びヴィラが試合の主導権を握る。86分、ワトキンスがディフェンスラインの裏へ抜け出し、数的有利な状況を作り出したが、中で待つバークリーのシュートは相手守備陣の圧力に阻まれ得点には結びつかない。さらにアディショナルタイム、ワトキンスが自らペナルティエリア内に切り込み、左足で渾身のシュートを放つも、これも相手DFにブロックされて試合を決定づける追加点とはならなかった。

試合はそのまま1-0で終了。ホームの大声援を背にしたヴィラがサウサンプトンを退け、貴重な勝ち点3を手にした。