2回もビハインドから追いつき、FCバルセロナとの白熱した試合は引き分けに終わる(2-2)|レアル・ベティス
ロセルソのPK弾とアサネ・ディアオのロスタイムの同点弾で試合を引き分けに持ち込んだベティス
【@RealBetis】
試合開始からチャンスを連続で繰り出したのはホームチームのベティス。クロスに反応したジョレンテが放ったヘディングシュートが、ラフィーナのゴールラインでのクリアレンスによって阻まれます。
このビッグチャンスの1分後にさらにベティスは決定機を迎えます。中央でロセルソが左サイドにスルーパスを出し、抜け出したアブデが相手キーパーとの1対1のシチュエーションでシュートを放つも、キーパーのファインセーブにより、先制点を決めれることができませんでした。
前半の5分内でベティスに2得点が決まっていてもおかしくない中、バルセロナにも決定機が39分に生まれます。右サイドを活用し、ヤマル、ペドリ、そして、クンデのコンビネーションが炸裂し、クンデのボックス内への折り返しのパスをレバンドフスキがタップインに成功し、バルセロナが先制点を決めました。
前半を1点ビハインドで折り返したベティスは、後半に入ると攻撃面でバルセロナを圧倒するパフォーマンスをみせました。
アルティミラのゴール間近からのヘディングシュートや、ペローのクロスから生まれたアブデのヘディングシュートがわずかに外れるビッグチャンスが生まれ、相手チームにプレッシャーをベティスは与え続けました。また、チミーの近距離からの強烈なシュートが相手キーパーによるスーパーセーブによって止められる場面がありました。
ベティスの猛攻が続くなかで、同点弾が生まれたのは68分。前線まで駆け上がり、ボックス内に侵入したヴィトール・ロッキがファールされ、PKを獲得したベティス。スポットから冷静にゴールネットの右端に決めたロセルソの1発で同点に追いつきます。
しかし、バルセロナは限定されたチャンスを82分にものにします。ラミン・ヤマルの華麗なスルーパスが途中出場したフェラン・トーレスにつながり、そのままゴールに押し込まれ、バルセロナが勝ち越しに成功。両チームの決定力に差が出てしまった場面となりました。
しかし、この逆境のなかでベティスは諦めることはありませんでした。ヘスス・ロドリゲスやルイバル、そしてアサネ・ディアオを投入したベティスは攻撃的な姿勢を維持し、最後までプレッシャーを相手に与え続けました。
そして、この交代枠を使用した判断が輝き、なんとロスタイムの94分に、右サイドを突破したルイバルによるクロスをアサネ・ディアオがゴールに流し込み、劇的な同点弾を決めました。
同点は当然のこと、勝利にも値するようなパフォーマンスを魅せたベティス。今季も数多の試合で目にしたベティスの最後まで諦めない強い精神力が浮き彫りになる試合となりました。
イスコも途中出場をし、長期離脱からの完全復帰を果たしました。今回の試合と同じようなインテンシティ、そしてクオリティーをこれからの試合でいかに持続的に繰り出せるかが鍵になりそうです。
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