ベティス対バルセロナ。ポゼッション+縦へのスピードで攻め勝つのはどちらか
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ベティスは丁寧なボール回しとハイプレスを組み合わせたプレーを高いインテンシティーで実践してきたチームだが、ここ数試合はとりわけ中盤に負傷者が相次ぐトラブルもあり、調子を落としている。マヌエル・ペジェグリーニ監督がベティスに植え付けたプレースタイルは、バルセロナのフットボールにも共通する部分が多い。ボール支配を通してゲームをコントロールしつつ、守備時は可能な限り高い位置でボールを奪い、スピーディーに相手ゴールへ攻め込む。前節まで1分2敗と突然のスランプに陥ったものの、火曜に行われた第19節では相手を圧倒し続けたシーズン序盤のフットボールを取り戻し、マジョルカを5ー1で撃破している。
このマジョルカ戦にて、バルセロナは巧みなラインコントロールによって11回ものオフサイドを誘発している。ベティスでチーム最多の5得点を挙げているジオバニ・ロチェルソ、同3得点のビトール・ロッキは、この守備網をかいくぐることが第一の課題となるだろう。
一方でベティスの守備陣は、ラリーガ EA SPORTS で猛威を振るっている絶好調のトリデンテと対峙することになる。ラミン・ヤマルはリーグトップの8アシスト。ロベルト・レバンドフスキは15ゴールで得点ランキングを独走中で、ラフィーニャはいずれもリーグ2位の11ゴール6アシストを記録している。
長期離脱明けのイスコは今節からベンチ入りする予定。昨季の同カードでは2ゴールを挙げており、苦しむベティスの救世主となることが期待される 【(C)LaLiga】
火曜のマジョルカ戦ではレバンドフスキを温存しながらラフィーニャの2ゴールなどで大勝。先発復帰したヤマルも1アシストを記録している 【(C)LaLiga】
とはいえ、バルセロナがベニト・ビジャマリンに来るたび苦戦を強いられていることも事実だ。近年における両チームの名勝負としては、2019年3月17日の一戦が挙げられる。バルセロナが4ー1で制したこの試合ではリオネル・メッシが後世に語り継がれるようなゴラッソを記録。最終的にハットトリックを達成したライバルのエースに対し、ビジャマリンのファンはスタンディングオベーションを送っている。
2019年3月のベティス戦ではメッシが3得点を挙げ、敵地のファンから総立ちの拍手を受けた 【(C)LaLiga】
ベティスにはバルトラ、アブデら、バルセロナ出身の選手が多い 【(C)LaLiga】
ガビはバルセロナ加入前の2シーズン、ベティスの下部組織でプレーしている 【(C)LaLiga】
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