ラリーガ EA SPORTS 、第16節プレビュー

ラ・リーガ公式
チーム・協会

【(C)LaLiga】

ラリーガ EA SPORTS の優勝争いが面白くなってきた。ミッドウィークに開催された第19節の2試合を終えた現在、消化試合が一つ少ない2位レアル・マドリーと3位アトレティコ・デ・マドリーが首位バルセロナを僅差で追っている。今週末に行われる第16節では、アトレティコがセビージャとホームで対戦。バルセロナはベティス、レアル・マドリーはジローナとの厳しいアウェーゲームに挑む。

【(C)LaLiga】

【(C)LaLiga】

今節の幕を開けるのは12月6日(金)に行われるセルタ対マジョルカ。セルタは前節エスパニョール戦で停滞敗戦を喫したものの、ホームでは20チーム中6位の勝ち点14を獲得。第14節バルセロナ戦では2ゴールを選考されながら2ー2のドローに持ち込んでいる。対するマジョルカは前節バレンシア戦で2連勝目を挙げて6位に浮上。大敗したミッドウィークのバルセロナ戦ではメンバーを大幅に入れ替えており、今節に標準を合わせている。

12月7日(土)の1戦目はラスパルマス対バジャドリー。ディエゴ・マルティネス監督の就任以降、息を吹き返したラスパルマスは前節バルセロナ戦で大金星を挙げたばかり。一方のバジャドリーは0ー5で大敗した前節アトレティコ戦後にパウロ・ペッソラーノ監督を解任。5試合未勝利が続く中、アルバロ・ルビオ暫定監督の指揮下で流れを変えることができるか。

現地時間16時15分には注目カードの一つ、ベティス対バルセロナがキックオフを迎える。バルセロナはホーム初黒星を喫した前節ラスパルマス戦まで3戦未勝利と急ブレーキがかかったが、マジョルカ戦の大勝により首位の座をかろうじて保った。対するベティスは4戦未勝利の2連敗中。苦しい状況が続く中、今季初めてメンバー入りを果たした長期離脱明けのイスコにかかる期待は大きい。またバルセロナからレンタル中のビトール・ロッキはこれが古巣との初対戦。出場機会を得られぬまま移籍を強いられた悔しさを晴らせるか、そのプレーに注目だ。

土曜の3戦目はバレンシア対ラージョ・バジェカーノ。バレンシアは前節マジョルカに敗れて19位に後退。アウェーではいまだ未勝利が続くだけに、メスタージャでの勝ち点奪取は残留圏への浮上に向けた必須条件となる。対するラージョも前節まで3連敗中。降格圏との差は3ポイントしかなく、お互い後がない状況での一戦となる。

土曜のラストマッチはジローナ対レアル・マドリー。ジローナは前節ビジャレアル戦で3連勝の流れが途切れたものの、0ー2から2ー2に持ち込む粘り強さを発揮。昨季のレアル・マドリー戦は2試合と敗れているが(3ー0、4ー0)、ラリーガ EA SPORTS での通算戦績は3勝1分4敗とほぼ互角であり、苦手意識はないはずだ。対するレアル・マドリーは前節ヘタフェ戦の勝利により首位奪取かと思われた矢先、水曜のアトレティック・クルブ戦で痛恨の敗戦。アウェーでは既に4試合で勝利を逃しており、今節も苦戦を強いられる可能性はありそうだ。

前節ラスパルマスはサンドロ・ラミレスらのゴールにより、ホームで全勝を保っていたバルセロナを2ー1で撃破した 【(C)LaLiga】

火曜のマジョルカ戦ではフェラン・トーレスの復帰弾を皮切りに大量5得点。バルセロナは4戦ぶりの勝利を手にし、首位を維持している 【(C)LaLiga】

水曜のアトレティック・クルブ戦ではジュード・ベリンガムが一時同点とするゴールを挙げるも、1ー2で敗戦。レアル・マドリーはアウェーでの取りこぼしが続く 【(C)LaLiga】

12月8日(日)の1戦目はレガネス対レアル・ソシエダ。レアル・ソシエダは前節ベティスを2ー1で下して9位に浮上。木曜のコパデルレイ2回戦では久保建英ら主力の大半を温存しており、今節はベストメンバーで臨むことが予想される。

続くアトレティック・クルブ対ビジャレアルは今節屈指の好カード。5位と4位による直接対決となる。アトレティックは水曜のレアル・マドリー戦まで7戦負けなしの3連勝中。とりわけ今季ホームではヨーロッパリーグを含め8勝3分1敗と、安定の強さを誇る。対するビジャレアルも5戦負けなしながら、前節は2ゴールを先行しながら土壇場で追いつかれた。さらに水曜のコパデルレイではセグンダRFEF(4部相当)のポンテベドラに敗れており、気を引き締めて今節に臨むはずだ。

バスク勢の試合が続く日曜の3戦目はオサスナ対アラベス。アラベスは前節終了後にルイス・ガルシア・プラサ監督を解任。同日には過去にセルタを率いたエドゥアルド・コウデット新監督が就任したが、初陣となった木曜のコパデルレイではセグンダRFEFのデポルティーボ・ミネラにPK戦の末敗れている。ほぼ準備期間がない中で迎える今節も、新監督は手探りの采配を強いられることになりそうだ。

日曜の夜を飾るのはアトレティコ・デ・マドリー対セビージャ。アトレティコはセグンダRFEFのカセレーニョを下した木曜のコパデルレイまで全公式戦通して8連勝、23得点3失点と絶好調。しかもディエゴ・シメオネ監督が就任した2011年以降、アトレティコはホームでは一度もセビージャに負けたことがない。不安定な戦いが続くセビージャにとっては厳しいアウェー戦となるだろう。

今節を締めくくるのは12月9日(月)のヘタフェ対エスパニョール。勝ち点13で17位と18位に並ぶ2チームの直接対決となる。ここまでホームでは1敗しか喫していない(2勝5分1敗)ヘタフェに対し、エスパニョールはいまだアウェーでは未勝利(1分6敗)。前節セルタ戦の勝利により4連敗の流れを断った喜びもつかの間、火曜のコパデルレイではセグンダRFEFのバルバストロに0ー2で敗れており、今節も苦しい戦いを強いられそうだ。

水曜のレアル・マドリー戦はゴルカ・グルセタらのゴールにより2ー1で勝利。アトレティックは7戦負けなしの3連勝と絶好調だ 【(C)LaLiga】

前節バジャドリー戦はアレクサンダー・ソルロートの今季6点目などにより5ー0で大勝。アトレティコは4連勝でトップ2に肉薄している 【(C)LaLiga】

古巣アトレティコとの初対戦を迎えるサウール・ニゲス。前節オサスナ戦では第7節バジャドリー戦以来の復帰を果たし、同点ゴールをアシストした 【(C)LaLiga】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ラ・リーガ公式サイトです。最新ニュース、各クラブの情報やデータをご覧ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント