<国内男子ゴルフ>好物は「タベホウダイヤキニク」ノリノリ、ノリスが有終の美
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30人の頂上決戦・賞金レース決着へ「ゴルフ日本シリーズJTカップ」
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屈指の高速グリーンで、この日も8年愛用する長尺パターが火を噴き、4つのバーディ。
1.5メートルを沈めた6番で早々に逆転し、弟でキャディのカイルさんと「3、4打差つけて行けたら」と、作戦していたとおりに 3打リードで入った最後魔のパー3で、左ラフからなんとか乗せて3パットのダブルボギー締め。
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日本ツアーは3年ぶりの通算7勝目を飾り、この日はついに1日、半袖で通した42歳の“怪物”が人目をはばからずにおいおい泣いた。
2日後の12月3日は、5年前に亡くした父・パトリックさんの誕生日。
「父が見守ってくれたと思う。誇らしく思ってくれていたら嬉しい」と、声が震えた。
「ぼくら兄弟にクラブを持たしてくれた。我慢強く育ててくれてありがとう」と、難コースの大会初制覇で、涙ながらに感謝を伝えた。
今年は賞金13位で、5年ぶり4回目の出場を果たして優勝し、賞金3位に上げたが、今平周吾(いまひら・しゅうご)と2年連続で逆転賞金王を狙って出た18、19年は2位と15位。
2年連続賞金2位に終わった悔しさをちょっぴり晴らして、「次は賞金王を目指します」と、日本での初戴冠も諦めていない。
22年は、3月に母国開催の欧州共催「ステインシティ選手権」で初制覇を達成し、母国のサンシャインツアーで賞金王に。翌年はしばらく欧州・DPワールドツアーを主戦にしたが、「やっぱり僕の幸せは日本にある。タッキュウビンもある」と、23年からまた戻ってきていた。
「人が優しい。ご飯がおいしい。移動が楽。ゴルフコースが素晴らしい」。
中でも特に好物は「タベホウダイ・ヤキニク」。
2017の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」と、21年の「日本オープン」に次ぐ3つ目の“日本タイトル”で「アイラブニッポン」。
今季最終戦でノリノリ、ノリスが尽きせぬ愛を証明した。
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