バスクの両雄がサンマメスで激突。アトレティックとレアル・ソシエダ、今季最初のダービーを制するのはどちらか
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ラリーガ EA SPORTS の舞台で行われるデルビー・バスコは今回で155回目。過去の戦績はアトレティックが62勝39分53敗、通算ゴール数も250得点208失点と上回っている。一方のレアル・ソシエダは、両クラブにとって近年最も重要なダービーの一つを制している。新型コロナウイルスの感染拡大により開催が翌シーズンに延期され、2021年4月3日にエスタディオ・ラ・カルトゥハで行われたコパデルレイ決勝では、ミケル・オヤルサバルが唯一のゴールを決めている。
この敗戦で受けたショックを乗り越え、アトレティックは昨季のコパデルレイ決勝でマジョルカとのPK戦を制し、40年ぶりとなるタイトルを手にした。近年の両クラブはいずれもスポーツ、経営の両面で急成長を遂げており、ラリーガ EA SPORTS を代表する強豪としての地位を確立している。
オヤルサバルはミランデスとの準決勝に続き、1年越しで行われたコパ決勝でもPKによるゴールでレアル・ソシエダにタイトルをもたらした 【(C)LaLiga】
アトレティックは昨季のコパ決勝でマジョルカを破り、40年ぶりのタイトルを手にした 【(C)LaLiga】
他にもここまでアトレティックでチーム最多の4ゴールを挙げているオイアン・サンセット、第9節アトレティコ・デ・マドリー戦で10月のラリーガ EA SPORTS ベストゴールを挙げたレアル・ソシエダの新戦力ルカ・スチッチなど、注目すべき選手を挙げればきりがない。またニコとオヤルサバルに加え、ダニ・ビビアン、マルティン・スビメンディ、アレックス・レミロ、そして負傷中のウナイ・シモンは7月にEURO2024を制したスペイン代表の同僚でもある。
ウィリアム兄弟は驚異のスピードを武器に、アトレティックの両翼を担う 【(C)LaLiga】
久保は一昨季、昨季ともホームのダービーで1得点を記録。今回はサンマメスでの初得点を狙う 【(C)LaLiga】
アトレティックもハイプレスを基本戦術とし、高いプレー強度で球際の競り合いや空中戦を制し、素早くスペースを突く攻撃を持ち味としてきた。さらにエルネスト・バルベルデ監督の指揮下ではベニャット・プラドスのようなMFが台頭してきたことで、ボールポゼッションを通したゲーム支配もできるチームに成長している。
ここ3試合引き分けが続いているアトレティックに対し、レアル・ソシエダは直近4試合で3勝を挙げ、8位まで浮上してきた。前節終了時点でアトレティックは勝ち点20の6位、レアル・ソシエダは同18の8位。勝ち点2差で迎えるライバルとの直接対決は、どちらにとっても絶対に負けられない一戦となる。
アトレティックにはホームの利があるが、レアル・ソシエダも一度ならずサンマメスでのダービーを制してきた。果たして今季最初のデルビー・バスコを物にするのはどちらか。
昨季の第20節、サンマメスで行われたダービーではアレックス・ベレンゲルが2得点を挙げ、アトレティックが2ー1で制している 【(C)LaLiga】
昨季の第8節、レアレ・アレナでの一戦はレアル・ソシエダが3ー0で快勝。ロビン・ルノルマンと久保、オヤルサバルが得点している 【(C)LaLiga】
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