【SOMPOWEリーグ第8節 マイ仙台戦】上位に付いていくために、マイナビ仙台レディースからのリーグ戦初勝利を目指し、敵地に乗り込む

セレッソ大阪
チーム・協会

【CEREZO OSAKA】

2024-25 WEリーグクラシエカップ グループステージ第6節・INAC神戸レオネッサ戦から中2日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、休む間もなく舞台をリーグ戦に戻し、マイナビ仙台レディースとの2024-25SOMPO WEリーグ第8節に挑む。マイ仙台には昨シーズン、カップ戦では勝利したが、リーグ戦ではいずれも逆転負けで2敗を喫した。今シーズンこそ勝点3を掴むべく、敵地に乗り込む。

【CEREZO OSAKA】

I神戸戦は、C大阪はすでにグループステージ敗退が決定している中での一戦だったが、ノックアウトステージ進出へ向けて必勝態勢で臨んできた相手に対し、堂々たる内容を披露。直近のリーグ戦から先発7人を入れ替えながら挑んだ中、後ろからしっかりボールをつなぐと、中盤に入った荻久保優里と松本奈己も恐れずボールを受けて、テンポよく縦に横に展開。「後ろで回すだけではなく、しっかり縦パスも入って、相手を見ながら背後を取ることもできたので、楽しくプレーできました」と田中智子も振り返ったように、ピッチに立つ全員が意図を持ったプレーを表現し、パスがつながっていくことでチーム全体に躍動感が広がった。今後のチーム内競争も活性化していきそうな一戦について、「普段、(リーグ戦にあまり)出ていない選手たちがピッチに立って、INAC相手に引き分けたことは、ひとつ自信になりますし、その中で競争が生まれたら自然とチーム力は上がっていくと思うので、その競争に期待したいと思います」と鳥居塚伸人監督も評価しつつ、「その中でも、勝ちに持っていけない自分たちの力(のなさ)も感じたと思います。あくまでも、あのゲームで勝って初めてリーグでも上位に行ける。できたことは自信を持って継続してやってもらいたいですが、足らない部分は課題だとしっかり感じて次につなげていくこと、やり続けていくことが大切です」と強調した。

【CEREZO OSAKA】

そうしたI神戸相手に掴んだ手応えと課題をぶつける舞台が今節となる。対戦相手のマイ仙台は、今シーズンここまで公式戦1勝と苦しんでいるが、その1勝が、前節のリーグ戦だった。「前節、今季初勝利を収めて、ここから勢いに乗っていくと思いますし、力のあるチーム」と指揮官も引き締める。マイ仙台の中心に君臨するのは経験豊富な10番・中島依美。C大阪としては、4-1-4-1のインサイドハーフ、または4-4-2の2トップの一角の位置から自由に動き、攻撃に絡んでくる彼女に仕事をさせないことが最大のポイント。両サイドの大西若菜、遠藤ゆめの突破力にも警戒したい。C大阪のキーマンは、昨シーズンに続いて2度目のユアテックスタジアム仙台凱旋となる矢形海優。試合に向けては、「ワクワクや楽しみというより、絶対に勝たないといけない気持ちの方が強い。昨シーズン、リーグ戦では2試合戦って2試合とも逆転負け。今年も自分たちより順位が下とは言え、簡単な相手ではない」と話し、リベンジへ向けて闘志を燃やしている。その一方で、盟友・國武愛美とのマッチアップは、「楽しみ」と笑顔も覗かせた。前節は無得点に終わり、連続ゴールこそ3試合で止まったが、「自分にとって第二のホームであるユアスタで決めて、勝って大阪に帰りたい」と、今節から再び得点を重ねていく意欲を示した。I神戸戦では最後の決定力に課題を残しただけに、田中、浅山茉緩と、矢形に続くFW陣の奮闘にも期待したい。

【CEREZO OSAKA】

「現状、上位とはすでに倍の勝点差が開いている」ことを指摘した鳥居塚監督は、「上を目指すためには、これからの一戦一戦で全て勝っていかないといけない」と語気を強めた。上位に付いていくためにも、第3節・大宮アルディージャVENTUS戦以来4試合ぶりとなるリーグ戦での勝点3を目指し、試合終了の笛が鳴るまでチーム一丸で戦い抜く。
(文=小田尚史)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

Jリーグ所属のセレッソ大阪の公式アカウントです。 クラブの最新ニュースやイベント、チケット、オフィシャルグッズなど様々な情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント