【関東大学サッカーリーグ戦】齋藤慈英(文理学部4年/ベガルダ仙台・Y)の逆転弾!2点ビハインドからの逆転劇で流経大にシーズンダブル 1部リーグ残留&インカレ出場枠GET!!

日本大学SPORTS
チーム・協会
 10月26日(土)に行われた関東大学サッカーリーグ戦1部第19節東京国際戦では、関日向多(危機管理学部2年/JFAアカデミー福島)が先制するも一点を返され引き分けで終わった日本大学サッカー部。11月2日(土)に行われた第20節の流通経済大学戦、今節は文化祭のイベント企画として完全アウェイの流通経済大学サッカー場で行われた。
 日本大学サッカー部は流通経済大学に2点のビハインドも齋藤慈英(文理学部4年/ベガルダ仙台・Y)の逆転弾によりアウェイゲームを制し、リーグ順位は5位に浮上した。また、この試合で1部リーグ残留と全日本大学サッカーサッカー選手権大会(インカレ)の出場を確定させた(11日3日時点)。

【日本大学サッカー部】

 先週に行われた前節、日本大学サッカー部は東京国際大学をホームに迎え1-1の引き分けとなり順位は7位に留まった。今節対峙する相手は、現在日本代表である守田英正や海外移籍をした伊藤敦樹などの多くのプロ選手を輩出する名門・流通経済大学である。この手ごわい相手に日本大学はどのような戦いを繰り広げてくれるのだろうか。

 流通経済大学戦を戦う20名、前節の東京国際大学戦からスターティングメンバーを変更、DF 松本大地、MF 猪野毛日向太、FW平尾勇人に代えて、DF酒井優希、MF阿部水帆、FW長谷川皓哉を起用し挑んだ日本大学。

スターティングメンバー
GK木村凌也(スポーツ科学部3年/横浜FM・Y)
DF酒井優希(経済学部4年/東京V・Y)
  齋藤慈英(文理学部4年/ベガルダ仙台・Y)
  青木大和(法学部2年/日大)
MF阿部水帆(文理学部1年/浦和Y)
  植木颯(経済学部3年/日大藤沢)
  熊倉弘貴(法学部4年/前橋育英)
  大久保帆人(法学部2年/前橋育英)
FW熊倉弘達(法学部4年/前橋育英)
  田中慶汰(経済学部3年/川崎F・Y)
  長谷川皓哉(経済学部3年/明秀学園日立)
ベンチメンバー
GKドゥーリー大河(経済学部2年/市立船橋)
DF白濱聡二郎(法学部1年/セレッソ大阪・Y)
  松本大地(危機管理学部3年/帝京長岡)
  桑原晃大(スポーツ科学部2年/ジェフユナイテッド千葉Y)
MF石川晴大(経済学部2年/清水Y)
  猪野毛日向太(文理学部4年/町田・Y)
  関日向多(危機管理学部2年/JFAアカデミー)
FW五木田季晋(スポーツ科学部2年/川崎F・Y)
  平尾勇人(文理学部2年/四日市中央)


 午後2時、身にしみる寒さの中、霧雨が降り続くアウェイグラウンドでキックオフした。

 前半4分、流通経済大学の素早いスローインからボールを受けた柏レイソル内定の相手MF中島は、ペナルティエリア付近で右足から強烈なシュートを放つ、これを日本大学の絶対的守護神であるGK木村が両手でキャッチ。続いて前半23分、流通経済大学FW松永からパスを受けたMF中島がゴール付近でシュートも、またしてもGK木村がセーブでチームを救う。
 しかし前半29分、縦パスをペナルティエリア付近で受けた相手FW松永がチップパスを送ると、FW清水がそれを収めて体をひねらせながらシュート。左ゴールポストに当たってゴールに吸い込まれる(0-1)。
相手の勢いに飲まれ先制を許してしまう。

 前半36分、日本大学MF大久保が斜めに走り出しながらFW田中へボールを預け、浮き球で折り返しのパスを受け、ワンタッチでシュートするもゴール枠を捉えず。流通経済大学に失点はしたものの、GK木村のファインセーブで前半を1失点に抑えハーフタイムに。


 日本大学はハーフタイムにDF酒井、MF阿部に代わって、DF松本、前節の東京国際戦で先制点をもぎ取ったFW関を投入、右サイドを活性化し状況を一変させる試みをする。

 後半5分、相手選手が軌道の高いクロスを放ち、それにMF中島が頭で合わせる。それをGK木村が左手でセービング。しかし後半11分、左サイドからのコーナーキック。相手MF森山が放ったクロスが右ゴールポストに当たり直接ゴールイン。日本大学は2点のビハインドを喫し、厳しい状況になった(0-2)。

 流れがつかめない日本大学だったが、後半19分、流通経済大学のカウンターもDF青木の決死のタックルで攻撃の芽を摘む。後半24分、日本大学にコーナーキックでのチャンスが訪れた。熊倉弘貴(法学部4年/前橋育英)による右コーナーからピンポイントクロスを、183㎝と高さのある青木がヘディングで合わせゴールネットを揺らした(1-2)。
 このゴールが劣勢だった日本大学にとって反撃の狼煙となる。

 後半31分、相手のクリアによってうまれたこぼれ球を大久保が拾いペナルティエリア付近へ折り返しのパス、それをトラップしてツータッチ目で横浜FC内定の熊倉(貴)が狙いすましたミドルシュート。左足から放った美しい軌道のシュートは、ゴールの右上隅に吸い込まれた(2-2)。チームキャプテンの一発で追いつくことに成功。
 この流れを逃さぬべく、後半37分にFW田中に代わってFW平尾を投入し、更に前線の活性化を図る日本大学。後半40分、連続したコーナーキックでまたしてもチャンスが到来する。一度弾かれたボールに素早く反応したDF齋藤がヘディングでゴールに押し込み、日本大学は2点のビハインドから大逆転を果たす(3-2)。

 AT4分の表示がされ、グラウンド内にはより一層緊張が漂う。AT1分、相手MF広廣が右足から強烈なシュートも、GK木村がダイビングセーブでまたもチームを救うプレー。AT3分、相手のパワープレーに対応すべくFW関に代わって、193cmのDF白濱を起用し、日本大学はチーム全体とで守備を固め、得点を許さず試合終了。

 攻撃陣や守備陣、そしてキーパーのチーム全員が一丸となって劇的な逆転勝利で締めくくり、、勝ち3をもぎ取り、リーグ順位を7位から5位に押し上げた。難敵である流通経済大学相手に2点を決められ苦しめられるも、後半でそれをひっくり返し逆転勝利した今節。この流れに乗って、少しでも多くの勝ち点を積み重ねたい。そして、この勝利により全日本大学サッカーサッカー選手権大会(インカレ)の出場を確定させた。

 関東大学サッカーリーグ1部だけではく、関東社会人リーグ2部、インディペンデンスリーグ1部でもチーム一丸となって活動している日本大学サッカー部。サポーターの皆様の温かい応援は、大きな励みとなり、試合中の応援が選手たちのパフォーマンスを引き上げる力となっています。また、上級生を中心とした社会人リーグメンバーもピッチ内外で躍動しています。
 チームの価値を上げるべく、ピッチ外の取り組みにも力を入れております。引き続き、日本大学サッカー部へのご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。

選手のコメント

左からDF青木大和(法学部2年/日大)、熊倉弘貴(法学部4年/前橋育英)、齋藤慈英(文理学部4年/ベガルダ仙台・Y) 【日本大学サッカー部】

DF青木大和(法学部2年/日大)
―どのような想いで準備し試合に入りましたか
残留やインカレ出場権の獲得に向けて、絶対に勝ち点3を取るんだという強い気持ちで試合に臨みました。

―結果を振り返っていかがでしたか
相手に2点を先行される厳しい展開になりましたが、勝利を目指す強い気持ちが逆転に繋がったと思います。自力で残留、インカレ出場を決める事が出来て良かったです。自分の得点でチームを勢いづける事が出来たのも嬉しかったです。

―次戦に向けて意気込みをお願いします
失点が続いているので無失点で試合を終えること。また、明治大学には今季2試合とも敗れているので、良い準備をしてチーム全員で勝ちに行きます。

次戦の日程

【関東大学サッカーリーグ1部第20節】
11月9日(土)14:00
vs 明治大学@明治大学八幡山グラウンド

【KSL市原ATHLETAカップ】
11月10日(日)11:00K.O.
vs tonan前橋@NTT図南スーパーグラウンド



文責:森慧太(商学部2年/千葉県立一宮商業)
画像:日本大学サッカー部 広報部
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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