【ジュビロ磐田⚽️】【雑感】薄氷を歩み続けるのか、否か。

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿された鈴木意斗(すずきいと)/ ほぼ毎日書く人さんによる記事です。】


今日は後半だけディレイ視聴だったんですけど、
結果を知っていても鳥肌が立ったラストプレー!永嗣さんありがとう過ぎる!!
バリカン持つ手が止まる程のバモでしたーーー!!




なんとか残留争いに踏みとどまったセレッソ撃破ですけど、代表ウィークになされていたであろう思考の整理が横さんのインタビューに集約されていましたね。
ディフェンスについて、トライしてエラーして、改善を繰り返しながらここまで来た。

失点しないことこそ最重要
そこに集中していることが伝わってくるコメント。なるほどなるほど。確かに研ぎ澄ましてきた3B戦略は広島戦から進化しておりました。




■3Bと早めの交代劇

3Bは広島戦も効果的でした。

守備時は実質5Bなんですけど、対人に強いリカとヒル、(対人やられがちですけど)予測と対応の速さでまだまだ出来ると証明してくれた槙人さん。

突破力よりスペース埋めるダイナモ特性を活かすためにサイドで昌也さんを使い続ける方針。

ボランチには足が速くてカバーエリア激広であるレオゴメスを軸に、受けて散らせる中駿さんをセット。

攻撃はジャメさんのキープ力に頼りつつ、単騎で行けるジョルディ、高畑を重宝。

スタメンチョイスの背景はこんな感じかなーと個人的には解釈。




ただ、
それでも耐えきれなかった広島戦の敗因は、もはやバモれなくなった選手を引っ張り続けた横さんの交代の遅さと、川辺のはやお氏にやられまくっていた5-4ブロックのライン間の自由度。これではなかったかと。



しかしこれについても横さんはきっちりと改善を施してた様に見えました。

まず交代については山田さん、久々の力也、金子少年など早々に手を打って体力消耗による穴を回避。実際に代わって入った選手たちはしっかりと貢献してくれました。

そんでライン間についても
左はリカ、右はヒルが、ボールを受けた相手選手に積極的に出て行って激しく対応

CBが出ていくとそれなりのリスクがあるんですけど、これらを対処するのが槙人昌也らの視野が広くて気が利く組。

個人的にはそもそも縦のパスを切っていた高畑くんも凄く効いていたと思っています。これもまた彼が先発の理由。


こうして、
ラッキーな先制点と、アンラッキーなPK献上を阻止して何とか勝ち点をゲットした横内ジュビロ。
兎にも角にもライバルが勝つ中、残留戦線に踏みとどまったわけです。



しかし!!
納得いかない判定で、やってきた努力を壊されなくて良かったと静かにキレる横さんの気持ちも良くわかる薄氷での勝利

ちょっと心臓もたなくね!?というのが本音中の本音。

負けた前節と勝った今節の差は、シンプルに広島とセレッソの完成度の差なのかも、という野蛮な憶測。




果たしてジュビロ磐田は、本当にあと5試合をこの薄氷の勝利に託すのか、否か。
トライアンドエラーを繰り返しながらも改善を続ける横内ジュビロに期待しつつも、少しだけ不安に感じたことを書いてみます。



■2点目の素晴らしさを今一度

ヒントは2点目に詰まっています。
良く見るとエリア内に4人もいたんですね!



僕はこのゴールが決まるまでセレッソ戦はちょっと危ないなーと、ずっと思っていて。それは他でもありません。セカンドへの反応はここイチ悪かったんですよね。

守備的にやるならですね、セカンドの回収は遅れたらダメなんですよ。でもこの試合は明らかに遅かった。

それは選手がサボっていたんじゃなくて、失点をしたくないという守備的思想が強すぎるが故の超偏向的リスクヘッジが原因。

まぁ簡単に言うと、
守り重視のためイーブンのボールにトライするよりもブロック確保を重視して積極的に前に行けなかった。そんな風に見えたんですよね。



色んな考え方があると思うんですけど、
やっぱり攻撃は最大の防御ってのはあって、個人的には跳ね返しても前に蹴るだけで結局相手ボールになるのを繰り返してたら、90分無失点は無理だと思うんですよね。

怖くないから。前に来ない相手って。

攻める側に自分たちの背後を気にさせてなんぼだと思うんですよ。




そんな時に生まれたあの2点目。


嬉しかったですねー。
安心したというか、ジャメさんよくぞ決めたというか、さすが山田さんというか、ありがとう高畑くんというか。



コレですよ。コレ。

もし横さんが広島戦のように交代を渋って防戦一方になってたとしたら、恐らく終盤に失点して、もしかしたら疑惑判定などなくても逆転されていたかもしれません。

やっぱりね。どんなに守備的でもチームとしてのここぞの推進力は絶対に疎かにしちゃいけない!!
今回の勝ち点3はもうここに尽きる。



刺せない蜂はただの蜜。
刺すんですよ。刺されないために。もしくは刺されたら嫌だなと思わせること。先手を打って。リスクを負ってでも。

防御だけでは相手が怯むわけないんですよ。こっちから裏を突かなきゃ。勇気を持って前に行くしかないんです!!




■薄氷を歩み続けるのか、否か

実質5Bの守備的戦術は、残留に向けた切り札かもしれません。試合を重ねるごとに完成度も増してるし。



しかしながら、90分耐え続けて勝ち点3を奪うのは再現性が少ないと思った方が良い。
なぜなら、本当の防御は攻撃だから。推進力だから。

それを可能にするセカンドボールへの反応。奪ってからつなぐ意識。ボールを受けに行こうとするチームとしての動き。すなわち各選手のよどみないムーブ。

しんどいと思いますよ。でも、

あまりにもブロックに偏重して、自陣に足がベタ止めされてたらそれはもやはディフェンスではありません。絶対にやられてしまう。




守備一辺倒では残り5試合もたないでしょう。
勝ちたかったら、ここぞで前に行くこと。チームとして推進すること。

交代選手がそれを担ってもいい。セレッソ戦で見た2点目の様な、誰もさぼらない推進を見たい。あれこそが残留への頑張りだから!!



絶対にできる。必ず勝てる。








本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!





■妄想(おまけ)

ここからは完全なる妄想なんですけど。

僕は完勝した柏戦のジャメさんのボールの受け方が凄く好きだったんですよね。割と低い位置まで降りてきて、中駿さんや両WBのボールを受けて、捌いてた。



ラインブレイクは渡邉りょうさんに任せて、ジャメさんは相手CBと競るのではなくもう少し下で悠々と受ける。

僕は3-4-2-1の2の部分にジャメさんがいた方がいいのではないかと思っていますけど…果たして。



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