急成長を遂げるチェイス・アンリのインタビュー【VfBシュトゥットガルト】

VfBシュトゥットガルト
チーム・協会

【@VfBStuttgart】

尚志高校からチャンピオンズリーグへ:土曜日に行われるホルシュタイン・キールとのホームゲームについて、スタディオン・アクトゥエル最新号のインタビューでチェイス・アンリが語った。

-こんにちは、アンリ。ホペイロのモイシがあなたにシュヴァーベン方言を教えていると言っていましたが、本当ですか?

チェイス「(笑)彼が僕にたくさんシュヴァーベン方言で話しているのは本当です。とても早口なのでいつもついていけるわけではありませんが、お互いを理解できていますよ」

郡山の尚志高校からVfBへの入団の際には、大規模な記者会見が行われました。日本ではメディアの関心も高く、VfBの責任者らはビデオで出席しました。いかがでしたか?

チェイス「記者会見にはたくさんの人が来ていましたね。日本では、そのような瞬間が実際よりも大きく取り上げられることがあります。実はちょっとびっくりしました」

もし誰かが2年前にあなたが2024年にUEFAチャンピオンズリーグでプレーするだろうと言っていたら、あなたは何と言ったでしょうか?

チェイス「信じられなかったでしょうね。別の言い方をすれば、これほど早く起こるとは思っていなかったので自分自身も驚きました。それは夢ではなく、むしろ私の目標でした」

過去2 年間でVfBでどのように成長しましたか?

チェイス「成長は順調でしたが、特別というわけではありませんでした。特に最初の2年間はたくさん練習しました。怪我をして出場時間が減ったので、最初は大変でした。僕はそれにこだわり、信頼を感じ、専門家と一緒にトレーニングする機会を与えられました。このチャンスを活かしたいと思いました」

セバスティアン・ヘーネスがあなたをトップチームの練習に招いた時のことをまだ覚えていますか?

チェイス「はい、 U-21チームのコーチに当時、来週トップチームと一緒に練習させるつもりだと言われました。最初は少し緊張していましたが、当時は同じ日本人のゲンキ(原口元気)とヒロキ(伊藤洋輝)がいたので助けてくれました」

今年8月24日のSCフライブルク戦でブンデスリーガデビューを果たしました。いかがでしたか?

チェイス「まさか自分が使われるとは思っていませんでした。でも交代した瞬間はそこまで緊張しなかったし、実際に出させてもらって本当に嬉しかったです。僕は高校生の時からブンデスリーガを追いかけていて、この瞬間を本当に楽しみにしていました」

その後誰と話しましたか?

チェイス「すぐに両親に電話しました。二人はいつも僕が最初に話す人たちです。もちろんいくつかのメッセージも受け取りましたが、最初の連絡は常に両親ですし、この瞬間が可能になったのは彼らのおかげです」

そしてあなたの道はさらに続きました。サンティアゴ・ベルナベウではVfBが国際舞台に復帰したレアル・マドリード戦の63分に、ジョシュア・ヴァグノマンに代わって出場しました。その瞬間はどうでしたか?

チェイス「ベルナベウでレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ初戦をプレーできたのは本当に特別でした。それは普通の試合ではなく、このような試合は人生で一度しか経験できません。普段はゲームでしか知らないプレイヤー全員と対戦したかったんです。自分の出場が本当に嬉しかったです」

ベルナベウでは試合後にユニフォームを交換しましたか?

チェイス「いえ、全然。チャンピオンズリーグの最初のユニフォームを手放すつもりはありません(笑)」

ブンデスリーガ第6節は、3度目のフル出場となりました。 TSGホッフェンハイム戦での94.2パーセントのパス成功率や、75パーセントのタックル成功率といった数値がプレーを物語っています。あなたのプレーの特長は何ですか?

チェイス「守備とパスに重点を置いています。さらに改善できたら、攻撃的なプレーにも取り組むことができます。自分にプレッシャーをかけずに、経験を積み、たくさん練習して、でも余裕を持って、チャンスがあれば全力を尽くしたいと思っています」

次のホームゲームの相手はホルシュタイン・キールです。昇格チームとの対戦では何が期待できるでしょうか?

チェイス「難しい試合になるでしょう。キールはチームスピリットがありよく守備をするので、僕たちがゴールを決めるのは簡単ではありません。僕たちはすごく集中して、自分たちの強みをうまく発揮しないといけないですね。キールは日本代表の町野修斗選手もいるいいチームなので、対戦を楽しみにしています」
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著者プロフィール

VfBシュトゥットガルトはドイツのバーデン=ヴュルテンブルク州シュトゥットガルトを本拠とするサッカークラブで、1893 年に創設されて以降これまでに計 5回ドイツ王者に輝いており、最近では 2006/2007 シーズンにブンデスリーガを制しました。日本とのかかわりも深く、かつては岡崎慎司、酒井高徳、浅野拓磨、現在は遠藤航と伊藤洋輝が所属しています。

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