【WEリーグクラシエカップ第5節 EL埼玉戦】ホームのリベンジ、カップ戦のグループステージ突破へつなげる勝点3を目指す

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

2024-25SOMPOWEリーグ第6節・サンフレッチェ広島レジーナ戦から中5日。舞台をカップ戦に移し、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、WEリーグクラシエカップ第5節・ちふれASエルフェン埼玉戦に挑む。ここまでグループステージは1勝1分2敗。突破へ向けては残り2試合を連勝することが条件なだけに、今節は必勝を期して臨む一戦になる。

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カップ戦の前節・ジェフ千葉レディース戦は、勝利以外はグループステージ突破が極めて厳しくなる崖っぷちの一戦だったが、チームはホームで底力を発揮。高和芹夏がハットトリックを決めるなど見事5-2で勝利し、グループステージ突破へ望みをつないだ。この勝利を無駄にしないためにも、敵地に乗り込む今節も勝点3を奪い、最終節で迎えるINAC神戸レオネッサとの第6節を“決戦”の舞台にしたい。EL埼玉とホームで対戦したグループステージ第3節は、ボールは握りながらも5バックで守る相手を崩せずにいると、31分、自陣でのパスミスに端を発したプレーからPKを与えて先制点を許す。前半終了間際には自軍のCKからロングカウンターを受けて2失点目。苦い前半を過ごした。後半は開始から矢形海優、脇阪麗奈と主力を投入して盛り返すと、途中出場、森中陽菜の活躍もあってチャンスは作ったが、最後まで反撃の狼煙を上げる1点を奪うことはできず、0-2で試合終了。相手の術中にはまる形で完敗を喫した。相手の守備をどう崩すか。カウンターのリスク管理。この2点は今節も試合のポイントになる。

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守備時は5-3-2になるEL埼玉に対し、相手がプレスに来れば奥が空き、引けば手前が空く。相手を見ながら、どこで起点を作り、空いたスペースにどう進入していくか。実行することは簡単ではないが、「チームとして突き詰めていく」(鳥居塚伸人監督)作業を繰り返したい。空いた一瞬の隙を突くためには、出し手と受け手、さらには、その先の3人目の動きでタイミングを合わせることも重要だ。崩しに関わり、フィニッシャーにもなる矢形と田中智子の2トップに懸かる期待も大きい。「いつも通りの自分たちのプレーをして、でもチャンスを決め切ることは絶対条件。あとは、そろそろトモにゴールを決めさせたい。アシストはもらったので、次は自分がアシストして決めてもらえるように頑張りたい」と矢形が熱く語れば、そうした思いを受けた田中も「得点力と言えば、やかち。やかちが決めてくれると思います(笑)」と返すなど息もピッタリ(?)な2人は矢形の得点後、今シーズンは毎回2人揃ってお辞儀の挨拶を交わしている。「相方として、いつも助けてくれてありがとう、ゴールにつながるパスもくれるし、頼りにしているよ、という意味です」と矢形。絶好調の背番号11と、サポートする背番号8。両者のコンビにも期待しつつ、チーム全体でも焦れずに何度もチャレンジし、先発選手、交代選手を含めた全員でゴールをこじ開けていきたい。守備では、EL埼玉のカウンターを最小限に抑えるよう、攻から守に切り替わった際のファーストディフェンスの意識を徹底しつつ、「リスクマネジメントとして、潰すところは潰さないといけない」(鳥居塚監督)。かいくぐられた後の対処も重要になる。特に、ホームでの対戦ではPKを与えてしまったEL埼玉の10番・吉田莉胡の突破には警戒が必要だ。相手のセットプレーの機会を減らすことも含め、守備で隙を与えぬよう集中力を保ちたい。

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グループステージ突破へ向けて勝利のみが求められる今節。ホームでのリベンジを果たすと同時に、「リーグ戦も含めて、これからも戦っていく相手なので、ここでしっかり勝ちたい」と鳥居塚監督。前回対戦時の課題も糧に、敵地で勝利を掴み取る。
(文=小田尚史)
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