日中のスポーツ系大学が協定結び相互交流 大阪体育大学が西安体育学院70周年式典に出席

大阪体育大学
チーム・協会
 大阪体育大学は中国・西安市の体育大学、西安体育学院と学術交流協定を結び、交流事業を実施している。野田賢治・浪商学園理事長らが10月9~12日、同学院を訪問し、70周年記念式典に参加した。

70周年記念式典で祝辞を述べる野田賢治理事長 【大阪体育大学】

 西安体育学院は1954年に創立されたスポーツ系大学だ。2つのキャンパスに学部生約9000人と大学院生約1300人が在籍する。広大なキャンパスには多数のスポーツ施設が整備され、2021年には中国の国民スポーツ大会(国体)にあたる全国運動会も開催された。
 本学とは1986年に協定を締結。今年6月、同学院トップの劉子実党委書記らが本学を訪れ、学術交流協定更新の調印式に臨んだほか、両学合同の研究発表会など様々な交流事業を実施した。

西安体育学院の70周年記念式典 【大阪体育大学】

 10日の70周年記念式典では、野田理事長が祝辞で同学院の今後ますますの発展と両大学間の学術および学生交流の一層の進展を願った。また、国際交流センター長の前島悦子教授(スポーツ医学)が本学の紹介を行った。

本学の概要を紹介する前島悦子国際交流センター長 【大阪体育大学】

 9日にはスポーツ科学部の近藤衣美講師(スポーツ栄養学)が体力づくりと健康増進をテーマにした、同学院主催の第2回中国―アセアン国際会議に出席。栄養学に関する研究成果を紹介した。

体力づくりと健康増進をテーマにした第2回中国―アセアン国際会議で発表した近藤衣美講師(右から2人目) 【大阪体育大学】

 現在、西安体育学院の教員2名と大学院生2名が研究交流の目的で、9月24日から12月25日までの予定で大阪体育大学に滞在している。交流期間中には、サッカー、体操、スポーツ心理学の分野に関連するゼミやクラブ活動に参加し、専門的な知識を深めていく予定だ。大阪体育大学からも、体育学部3年生1名が今年の8月下旬から西安体育学院に1年間留学し、日中のスポーツ系大学同士で活発に交流している。
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