新1W投入 竹田麗央『もう大丈夫』宣言

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竹田 麗央 【JLPGA】

 JLPGAツアー2024シーズン第33戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が10月25日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,650ヤード/パー72)で開幕する。24日はプロアマトーナメント、出場各選手が入念な最終調整を行った。

 世の中、いいことばかりではない。ましてや、勝負の世界では-。竹田麗央は、プロアマトーナメント後の取材対応で、珍しく不安の表情を浮かべていたが、その1時間40分後、「もう大丈夫」と、にっこりとほほ笑んだ。

 今季7勝、と快進撃を続けている。ところが、予選落ちが3回。しかし、翌週はどうだったか、といえば、鮮やかな修正力をアピールしている。5位、優勝と復調を示すところがすごい。

 前週、NOBUTA GROUPマスターズGCレディースでは最終ホール、ボギーを叩き、よもやの1打で予選落ちを喫した。ホールアウト後には悔し涙を流すシーンも…。だが、週明けの21日は東京ドームのクライマックスシリーズ、巨人-横浜DeNAを観戦。「1点を争う好勝負。すごい試合でした」と、ご贔屓のジャイアンツは敗れたものの、改めてスポーツの素晴らしさを肌で実感したそうだ。気分転換は完了である。

 不調に見舞われた要因は、1Wの精度。飛んで曲がらないはずが、「たまに打球が曲がってしまう」と説明した。今回は思い切って、1Wをニューモデルにスイッチ。「新しいクラブを使う時は、すごく楽しみです。練習場でもボールがよく当たった時は、すごく飛距離が出ている」と手応えを得ている。ただし、プロアマトーナメントでは、あともうひと息の不安も拭えなかった。それだけに、この日の最終調整が大事だったわけだ。

 とはいえ、前記したように、上々の感触。「試合でまとめます」と、気合が入る。が、こと勝負となると慎重だ。「あした、ラウンドして少しずつ順位をあげていければと思います」と、ごく控えめに話したものの、自信がみなぎっている。残り試合は5戦。ラストスパートへ弾みをつける意味でも、大事な一戦だろう。

 修正力にフォーカスすれば、新たなすごさがわかる。(青木 政司)
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