【BOATRACE】秩父宮妃記念杯V2へ大上卓人がリーチ! 馬場貴也にも地元の意地 びわこG2

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 ボートレースびわこで開催中の「G2第68回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」(優勝賞金490万円)は19日、5日目を終了。予選トップだった大上卓人(広島出身・広島支部34歳)【冒頭の写真】が準優12Rを1着で勝ち上がり、優勝戦の1号艇をガッチリと手にした。

 準優12Rの大上は1コースから先マイしたが。バックストレッチでは5コースからまくり差した吉田拡郎にいったん抜かれたが、2マークですかさず差し返し逆転。大上は「結果1等なんでホッとしています。スタートは頑張りましたが、数字的に届いていませんでした(コンマ20)。吉田拡郎さんも同じくらいの足でしたが、それでも2マークを差せたように出足、ターン回り中心にいい仕上がり」と話した。2020年の当地では第64回の秩父宮妃記念杯を制しており、自身通算2回目のG2制覇を狙う。来期A1勝率確保にもめどを立てており、あとは大時計としっかり呼吸を合わせるだけだ。

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 その大上に待ったをかけるのは地元の“最強支部長”馬場貴也(京都出身・滋賀支部40歳)【写真上】。準優11Rは外の艇に合わせて1コースからしっかり先マイに成功。「足の上積みを狙って整備(キャブレター交換)して、良くはなっていると思います。スタートはつかみ切れていないですが、ある程度のところで定まっています。気温が下がりそうなので、また整備も考えています。1着だけ狙っていきます」と意気込む。

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 また、田村隆信(徳島出身・徳島支部46歳)【写真上】は準優10Rであっさりの逃げ切り。相変わらず実戦向きの仕上がりを誇る。田村は「蒸し蒸しするコンディションでしたね。外から強い攻めもなかったので逃げられました。伸び以外の部分はいいかと思います。調整は、寒くなるのを見越していろいろ…」と見通しを語った。現時点で勝率6.12と来期A1勝率確保へ微妙に足りない位置だが「それは気にしていない。優勝戦で結果を出すことに集中する」ときっぱり語った。

 優勝戦メンバーと今年の獲得賞金順位は次のとおり。

<びわこ 最終日 12R 優勝戦>
1枠 大上 卓人(広島・広島)賞金137位
2枠 馬場 貴也(京都・滋賀)賞金 1位
3枠 田村 隆信(徳島・徳島)賞金 93位
4枠 吉田 拡郎(岡山・岡山)賞金 55位
5枠 笠原  亮(静岡・静岡)賞金216位
6枠 井口 佳典(三重・三重)賞金 54位
※()内は出身・支部の順

 大上卓人はよほど湖面との相性がいいのだろう。万全の仕上がりで、ゼロ台のタイミングでなくても伸び返して押し切れるパワー。大会2回目Vへ1コース速攻に集中だ。ただしコンディション次第ではセンター勢の台頭も十分。波乱があるとすれば、強攻仕様をほのめかす4カド吉田拡郎のまくり、もしくは連動する笠原亮に警戒が必要だ。
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