【BOATRACE】びわこ秩父宮妃記念杯ベスト18出そろう 準優注目はリズム良化の中島孝平

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 ボートレースびわこの「G2第68回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」(優勝賞金490万円)は18日、予選ラストの4日目を終了。大上卓人と馬場貴也の予選トップ争いは最終12Rまで続いた。3日目まで得点率トップだった馬場はこの日、5・11Rでいずれも3着で走り終えた。12Rの大上は2着以上でトップ通過が決まる大一番。そして大上はプレッシャーのかかる12Rで4コースから巧みに差してバック伸び2着。最終結果は大上が得点率8.17、馬場が8.14という僅差ながら、大上が見事予選トップとなった。

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 その大上卓人(広島出身・広島支部34歳)【写真上】の気配は相変わらず実戦向きで、多少の風にもブレない仕掛けが頼もしい。来期A1級勝率はほぼ大丈夫そうだが、より確実にし、さらにG2初Vを飾った2020年当地の「秩父宮妃記念杯」の優勝を再現するためにモチベーションは高い。準優12R1号艇でも、予選同様に的確なレース運びを見せてくれるはずだ。

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 惜しくも予選2位通過となった馬場貴也(京都出身・滋賀支部40歳)【写真上】は、微妙に変わるコンディションに対応しきれなかったようだ。それでもツボにはまれば最大の武器である高度なウイリーターンは十分に可能。再調整でしっかり準備してくるので、試運転やスタート展示から目が離せない。馬場の出番は準優11Rの1号艇だ。

 4日目10Rで鋭い3コースまくり差しを決め予選3位となった田村隆信が10R1号艇となった。準優1号艇以外では、ここにきてリズムを上げている中島孝平(福井出身・福井支部44歳)【冒頭の写真】に注目。4日目前半4Rは4コースからコンマ13、後半11Rは1コースからコンマ08と、いずれもトップスタートで2、1着。特に後半は先に回ってから馬場貴也ら他艇を一気に突き放した。「4日目は2走とも全速スタートでした。モーターがいいです。ある程度、調整を外しても動いてくれます。全体的にいいのかな」と満足そうだ。

 19日に行われる準優3個レースのメンバーは次のとおり。

<びわこ 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 田村 隆信(徳島・徳島)
2枠 中島 孝平(福井・福井)
3枠 立間 充宏(岡山・岡山)
4枠 高橋 竜矢(広島・広島)
5枠 堀本 和也(徳島・徳島)
6枠 笠原  亮(静岡・静岡)
※()内は出身・支部の順

 田村隆信の課題はスタートだけ、同体スリットなら残りそうだ。ここで面白いのは、2コースからスタート攻勢で重圧をかける中島孝平だ。追い風なら差して1着の期待度がグンと高まる。ダッシュ勢でまくれる選手は不在。この内両者が本線になりそう。

<びわこ 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 馬場 貴也(京都・滋賀)
2枠 深谷 知博(静岡・静岡)
3枠 和田 兼輔(兵庫・兵庫)
4枠 井口 佳典(三重・三重)
5枠 實森 美祐(広島・広島)
6枠 川崎 智幸(岡山・岡山)

 馬場貴也がきっちり軌道修正して1コース速攻を決めそう。深谷知博の1番差しが追走の有力候補だが、カド井口佳典と、その外・實森美祐のダッシュ勢もパワー的に侮れない。バックストレッチで浮上は一考だ。

<びわこ 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 大上 卓人(広島・広島)
2枠 柳生 泰二(山口・山口)
3枠 湯川 浩司(大阪・大阪)
4枠 今垣光太郎(石川・福井)
5枠 吉田 拡郎(岡山・岡山)
6枠 中村 日向(香川・香川)

 大上卓人が優勝戦1号艇へ意欲満々の逃げ。フライング持ちなので課題はスタートだ。相手には吉田拡郎が魅力。今垣光太郎がここ一番で猛烈なスタート攻勢を決める可能性があり、吉田がまくり差して一気に先頭争いまでも持ち込むか。
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