【大学女子バレー】秋季は5位で終戦 全日本インカレでの活躍誓う

日本大学SPORTS
チーム・協会
2024年度秋季関東大学女子1部バレーボールリーグ戦第10,11日が10月12,13日に小田原アリーナで行われた。10月12日の第10日は、青山学院大学に0-3で敗れた。翌日10月13日の第11日(最終戦)は、筑波大学に3-1で勝利し、7勝4敗とし、5位で秋季リーグ戦が終了した。

【日本大学バレーボール部】

第10日 粘りをみせられず0-3で完敗

春季リーグ戦では、日本大学史上初めて勝利した青山学院大学に、二度目の勝利を目指し挑んだ試合。

序盤は、1年生エースの井野麻彩(1年/文理学部/履正社)や、多彩な技をもつ梅川愛邑理(3年/スポーツ科学部/敬愛学園)が点を重ねていくが、中盤以降、緊張からかミスが増え失速し、1セット目を失ってしまう。2セット目に入っても、青山学院大学の高いブロックと多種多様の攻撃を攻略できず、セットを連取されてしまった。後が無くなった3セット目、畑葵(4年/法学部/静岡県富士見)や長谷部奈香(4年/文理学部/川崎橘)が4年生の意地を見せ、点を取っていく。しかし、終始相手の勢いは崩れず連続得点を取られてしまう。流れを変えるためにリリーフ選手を投入するが、優勝争い真っ只中の青山学院大学の気迫と勢いに飲まれ、ストレート負けで痛い4敗目となった。

【日本大学バレーボール部】

第11日 秋季リーグ最終戦、春季リーグ王者に勝利!!!

最終戦は、春季リーグ王者の筑波大学との一戦。相手はアンダーカテゴリー日本代表選手がコートに5人おり、春季リーグ戦と東日本インカレではストレート負けをしている相手だ。
前日、青山学院大学にストレートで敗戦し、ラスト一戦は自分達らしく楽しんでプレーをしようと主将・長谷部はチームに声をかけ、最終戦に臨んだ。

【日本大学バレーボール部】

1セット目、畑葵(4年/法学部/静岡県富士見)がスパイクを決め、好調なスタートを切ると、筑波大学に9連続得点をとる。そのまま、日本大学の勢いは止まることなく、春季リーグ王者に6点差をつけて1セット目を先取する。
続く2セット目、応援にかけつけてくれた、付属校の長野日本大学高校女子バレーボール部の部員を含めた、日本大学の大応援団が声援で更に勢いづけ、序盤からリードする展開となる。山口花楓(3年/文理学部/川崎橘)の華麗なトスワークで相手に的を絞らせず、スパイカー陣が得点を重ねていく。

【日本大学バレーボール部】

終盤、相手に追いつかれ苦しい場面もあったが、遠藤陽奈(4年/文理学部/旭川実業)の活躍により2セット目も連取する。
3セット目は筑波大学が意地をみせる。序盤、連続失点を許すと、相手のペースになり、追いつくことができず3セット目を取られてしまった。
4セット目、攻撃力のある4年生が再びチームを勢いづける。序盤、遠藤、畑のスパイクで先手を取ると、主将の長谷部奈香(4年/文理学部/川崎橘)も得意の速い攻撃で点数を重ねる。中盤、一進一退の展開となるが、3年生ミドル木佐貫萌々(3年/文理学部/都城西)の攻撃から5連続得点を取り、リードする。そして、最後は長谷部のブロックで長いラリーを制し、見事筑波大学から勝利を収めた。

最終戦を勝利で飾った日本大学バレーボール部女子、7勝4敗(セット率1.353)の5位で秋季リーグ戦終了となった。スパイク賞には主将の長谷部が選出された。

【日本大学バレーボール部】

<最終結果>
第1位 青山学院大学 9勝2敗
第2位 筑波大学    8勝3敗
第3位 日本体育大学 7勝4敗(セット率1.800)
第4位 順天堂大学 7勝4敗(セット率1.368)
第5位 日本大学  7勝4敗(セット率1.353)
第6位 東京女子体育大学 7勝4敗(セット率1.042)
第7位 東海大学 6勝5敗(セット率1.211)
第8位 明海大学 6勝5敗(セット率1.050)
第9位 嘉悦大学 5勝6敗
第10位 桜美林大学 2勝9敗
第11位 国士舘大学 1勝10敗(セット率0.406)
第12位 日本女子体育大学 1勝10敗(セット率0.344)

〈個人賞〉 
スパイク賞  長谷部奈香(4年/文理学部/川崎橘)

選手のコメント

スパイク勝を獲得した主将の#1長谷部奈香(4年/文理学部/川崎橘) 【日本大学バレーボール部】

主将・長谷部奈香 (文理学部/4年)
≪スパイク賞を受賞して≫
スパイク賞を受賞させていただきました。これは、プレーでも気持ちでも常に支えてくれたチームのおかげだと感じています。この賞をいただいたことに満足せず、更なる高みを目指して頑張っていきます。

≪秋季リーグを終えて・今後の抱負≫
秋季リーグ戦ではたくさんのご声援ありがとうございました。目標として掲げていた優勝を掴み取ることができず、5位という結果でリーグ戦を閉幕し、悔しさの残る試合となりました。今大会を通して、チームとしての弱みと強みをどちらも実感することができ、自分達の強みをどう引き出すか、弱みがなぜ出てしまうのか、そこが明確になった試合となりました。自分達の強さを出し続ける為にも、技術面では、1本目の精度の高さにこだわり、ラリーで取りきれるようにブロック&ディフェンスを強化していきます。また、リーグ戦で課題として上がったメンタル面では、自分達らしい明るい雰囲気で試合を進められるようにまずは楽しむこと、そして挑戦者だということを忘れずに試合に挑むことが大切だと痛感しました。

全日本インカレでは、メダル獲得を目標にしています。秋季リーグ戦で出た課題と向き合い、更に成長した姿で勝負できるようにしていきます。そして、主将として、チームをプレーでも気持ちでも引っ張り、共に助け合い、努力してきた仲間にメダルを掛けられるよう、大学4年間の全てをかけて頑張ります。ご声援のほど宜しくお願いいたします。

【今後の試合日程】

●天皇・皇后杯関東ブロックラウンド
10月 19日(土)第3試合・第5試合
VS 東京サンビームスと都留文科大学の勝者    @小田原アリーナ
https://www.jva.or.jp/domestic/2024/6alljapan/?entry=block_round
無料で観戦いただけます。


文:大井琴実(スポーツ科学部3年)、齋藤夏瑞(スポーツ科学部3年)
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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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