ボートレースびわこで開催中の「G2第68回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」(優勝賞金490万円)は16日、2日目を終了。12Rの「龍王ドリーム」は片岡雅裕(高知出身・香川支部38歳)【写真下】が逃げ切り、2着に深谷知博、3着に大上卓人が入り、3連単1-3-5は1460円の3番人気。勝った片岡は「ホッとしてます。キャリアボデーを交換しましたが、足はあまり良くならないですね。1マークの体感は良かったけれど、道中は怪しかった。全体的に中堅です」とトーンは上がらない。課題の行き足アップへ再整備も視野に、引き続き調整する。3日目は4R2号艇と8R3号艇で登場する。

　予選組では安河内将(佐賀出身・佐賀支部34歳)【冒頭の写真】がトップ級の仕上がりで、2日目9Rを逃げ切り勝ち。この日はチルトを初日前半と同じ0.5度に跳ねたが、元から良かった出足に加えて行き足から伸びまで強力になった。

　安河内は「朝から調整をやり尽くしました。行き足からの直線にかなり手応えがありました。全部良くなりました。外も気にならなかった」とレーサー間の評判はもちろん、自身の手応えも抜群だ。3日目の出番は4R5号艇、9R2号艇の2走。セッティングも定まり、これから快進撃が見られそうだ。

　田村隆信(徳島出身・徳島支部46歳)【写真下】は1･2･1着と3走オール2連対の活躍。しかも全てトップスタートで、攻めの切れ味も素晴らしい。2日目8Rは2コースから先まくりでの勝利に「1マークはきれいに回れていませんでした。万全とは言えませんけれど、モーターはめちゃくちゃいいと思います。合わせたらどんどん出るはず」と、伸びしろたっぷりのコメント。成績どおりにムードは最高潮だ。3日目は7R4号艇と12R6号艇の2走。

　3日目の注目レースは、その田村が6号艇で登場する12Rだ。

＜びわこ 3日目 12R 予選＞
1枠 馬場　貴也（京都・滋賀）
2枠 前田　篤哉（愛知・愛知）　　　
3枠 高橋　竜矢（広島・広島）
4枠 藤岡　俊介（兵庫・兵庫）
5枠 柳生　泰二（山口・山口）
6枠 田村　隆信（徳島・徳島）
※()内は出身・支部の順

　2日目「龍王ドリーム」は大外で4着に甘んじた馬場貴也が、1コースで巻き返す番組。ただ相手探しは非常に難解。そこで超攻撃派の柳生泰二に連動する田村隆信を相手候補の1番手に挙げたい。高橋竜矢はフライング持ち、4カドの藤岡俊介は完全な出足型で伸びは平凡というのも、柳生の強攻を予感させる。いずれ、差し場を突ける田村から目が離せない。