【BOATRACE】「やれることは最大限に」とF2茅原悠紀がV 吉川元浩は無念のF ファン感謝3Days

BOATRACE
チーム・協会

【(C)BOATRACE】

 ボートレース唐津(デイ開催)の「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」(優勝賞金158万円)は14日、最終12Rでファイナル(優勝戦)が行われ、1コースから先行の吉川元浩がFに散り、2番手だった茅原悠紀(岡山出身・岡山支部37歳)【写真2枚】が繰り上がり(恵まれ)で今年4回目、唐津では2回目、通算58回目の優勝を飾った。

 最終日の終盤は緩やかな2メートル程度の追い風で、3日間でも最高の水面コンディション。ファイナルの進入に動きはなく、枠なりの3対3ですんなり折り合った。スタートもタッチ付近でほぼそろい、1コースの吉川元浩が逃げて先行。3コースからまくり差した茅原悠紀が2番手、2コースから差した渋谷明憲が3番手を追走していたが、バック半ばで吉川に無念のFコール。吉川は2マーク後まで旋回してコースを離脱し、ここで3号艇の茅原が先頭に繰り上がった。

【(C)BOATRACE】

 2番手になった渋谷明憲には平高奈菜が2周1マークの小回りで肉薄し、2着争いは接戦になったが、2周2マークの全速ターンで渋谷が平高を振り切り2着を確保。3連単の3-2-5は5150円の30番人気。また、ファイナルの売り上げ3億175万5800円の91.4%にあたる2億7609万7900円が返還になった。

 優勝した茅原悠紀は開口一番、「複雑な気持ちですね」とFに散った吉川元浩を気遣った。吉川以外の5人もコンマゼロ台前半のスリット。茅原自身も「保険をかけていったので、あんなに速い(コンマ03)とは思わなかった」と冷や汗のタイミング。ちょうど陽が落ちる直前で気温が下がり、レーサーが思っている以上にスタートが速くなってしまう時間帯に重なったと思われる。

 茅原悠紀は7月の大村オーシャンカップで約10年ぶり2回目のSG制覇を達成し、早々とグランプリ出場を確定的にしながら、その前後のSG戦、すなわち6月の尼崎グランドチャンピオン、8月の丸亀ボートレースメモリアルのともに予選でFを切ってしまい、今期はF2の身。とはいえ、この後は戸田でのボートレースダービー、さらにG1戦の住之江高松宮記念と尼崎ダイヤモンドカップまで走って、11月16日から2本目のF休み(60日間)に入るが、F休み中であっても特例で12月の住之江グランプリには出場できる。

 この優勝で茅原の今年の獲得賞金は8876万5333円となり、ランキングは3位へと浮上。残り3節の踏ん張り次第ではグランプリにはセカンドステージ(6位以内)からの出場という楽しみも残しており、「やれることは最大限にやって年末に挑みたい」と先を見据えている。戸田のボートレースダービーまではF2と厳しい身ではあるが、ここで一気にグランプリセカンドステージからの出場を当確にする活躍が見られるかもしれない。

上記のレース配信はBOATRACE公式映像配信サービス「BOATCAST」で配信中。
全レースの映像をいつでもどこでも視聴することができる。
その他レーサー関連のコンテンツや、毎日のNEWS配信など豊富なラインナップを楽しむことも可能だ。
BOATCASTは【↓に記載の関連リンク】からアクセスできる。BOATCASTでレースをさらに楽しもう。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

BOATRACEオフィシャルウェブは、ボートレースに関する数多くのお役立ち情報を提供しているポータルサイトです。 レースの開催日程をはじめ、速報性のあるNEWS情報、初心者にも分かりやすいボートレースの楽しみ方、 過去の記録をまとめたデータ集など初心者~既にファンの皆様までどなたにも活用していただけるウェブサイトとなっております。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント