【BOATRACE】「やれることは最大限に」とF2茅原悠紀がV 吉川元浩は無念のF ファン感謝3Days
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最終日の終盤は緩やかな2メートル程度の追い風で、3日間でも最高の水面コンディション。ファイナルの進入に動きはなく、枠なりの3対3ですんなり折り合った。スタートもタッチ付近でほぼそろい、1コースの吉川元浩が逃げて先行。3コースからまくり差した茅原悠紀が2番手、2コースから差した渋谷明憲が3番手を追走していたが、バック半ばで吉川に無念のFコール。吉川は2マーク後まで旋回してコースを離脱し、ここで3号艇の茅原が先頭に繰り上がった。
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優勝した茅原悠紀は開口一番、「複雑な気持ちですね」とFに散った吉川元浩を気遣った。吉川以外の5人もコンマゼロ台前半のスリット。茅原自身も「保険をかけていったので、あんなに速い(コンマ03)とは思わなかった」と冷や汗のタイミング。ちょうど陽が落ちる直前で気温が下がり、レーサーが思っている以上にスタートが速くなってしまう時間帯に重なったと思われる。
茅原悠紀は7月の大村オーシャンカップで約10年ぶり2回目のSG制覇を達成し、早々とグランプリ出場を確定的にしながら、その前後のSG戦、すなわち6月の尼崎グランドチャンピオン、8月の丸亀ボートレースメモリアルのともに予選でFを切ってしまい、今期はF2の身。とはいえ、この後は戸田でのボートレースダービー、さらにG1戦の住之江高松宮記念と尼崎ダイヤモンドカップまで走って、11月16日から2本目のF休み(60日間)に入るが、F休み中であっても特例で12月の住之江グランプリには出場できる。
この優勝で茅原の今年の獲得賞金は8876万5333円となり、ランキングは3位へと浮上。残り3節の踏ん張り次第ではグランプリにはセカンドステージ(6位以内)からの出場という楽しみも残しており、「やれることは最大限にやって年末に挑みたい」と先を見据えている。戸田のボートレースダービーまではF2と厳しい身ではあるが、ここで一気にグランプリセカンドステージからの出場を当確にする活躍が見られるかもしれない。
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