伊藤大海が最多勝&勝率第一位の2冠 2024パーソル パ・リーグタイトル獲得者【投手部門】
最多勝利&勝率第一位 北海道日本ハム・伊藤大海投手 【©パーソル パ・リーグTV】
勝率第一位投手賞、最多勝利投手賞
初めて開幕投手を任されて始まった2024シーズン。3月29日に開幕戦白星を挙げると、試合をつくり続け、交流戦の6月5日まで敗戦投手にならず。後半戦も8月25日から自身5連勝したが、そこで2試合連続完封を含む3試合連続完投勝利を挙げた。また、今季5完投、4完封を記録しているが、これはどちらもリーグ最多だ。
◇伊藤投手 コメント
「最多勝はプロ入りしてから、いつか獲りたいと思っていたのでうれしく思います。まず、1年間を通してしっかりとローテーションを守れたことはよかったです。今年の最多勝や最高勝率は、個人の賞というよりチームの賞に近いものがあると思う。チームがどれだけ良い状態で1年間を戦えたかという結果なので、みんなに感謝して受け取りたいと思います」
最多勝利投手賞
最多勝 福岡ソフトバンク・有原航平投手 【©パーソル パ・リーグTV】
有原投手も伊藤投手と同様に、開幕投手が最多勝に輝いた。今季はキャリアハイとなるリーグ最多182.2投球回を投げ、タフなエースとして優勝に貢献。15勝を挙げた2019年以来となる2度目のタイトル獲得となった。
◇有原投手 コメント
「全体的にゲームは作れたと思うのですが8月にちょっと苦しんだ部分があるので、そこはちょっと悔いが残っています。個人的には開幕戦で投げさせてもらってチームが勝つことができた試合が一番心に残っています」
最優秀防御率投手賞
最優秀防御率 福岡ソフトバンク・モイネロ投手 【©パーソル パ・リーグTV】
今シーズンから先発に転向し、11勝5敗の成績。規定投球回到達者ではリーグ唯一の防御率1点台を記録。登板した25試合のうち、21試合でQSを達成したことからも安定した投球を続けていたことがうかがえる。
◇モイネロ投手 コメント
「今まで多くのイニングを投げることがなく先発が分からない中でこのタイトルが獲得できてうれしい。次も強い気持ちでマウンドに登っていきたいし、日本一にもしっかり絡んでいきたいです」
最多セーブ投手賞
最多セーブ 東北楽天・則本昂大投手 【©パーソル パ・リーグTV】
則本投手が先発から転向初年度に最多セーブを受賞した。これまで東北楽天の守護神だった松井裕樹投手が移籍し、心配された抑えの座だったが、3月31日の今季初登板から14試合連続無失点を記録。終わってみればリーグ唯一の30セーブ超えとなった。
◇則本投手 コメント
「抑えへの転向1年目でタイトルを取ることができたこと、うれしく思います。松井 裕樹選手が抑え初年度に記録した33セーブは最初に目標としていた数字でもあったので、そこにあと一歩届かなかったことは悔しいです。最多セーブ投手賞を取ることができたことは自信として、来年はさらに個人としてもチームとしてもステップアップをしていきたいです。そして、来年こそはリーグ優勝、日本一を達成することができるようにより一層励んでいきたいと思います」
最優秀中継ぎ投手賞
最優秀中継ぎ 北海道日本ハム・河野竜生投手 【©パーソル パ・リーグTV】
河野投手はプロ入り最多となる52試合に登板し、防御率2.13の成績。開幕から15試合連続無失点、6月から7月にかけても11試合連続無失点と頼もしい存在に。オールスターにファン投票で初出場もあり、飛躍のシーズンを送った。
◇河野投手 コメント
「リリーフとして、いつか獲得したいと思っていたタイトルなので、達成できてうれしいです。チームの勝利に一つでも貢献したいと思って投げていたので、その積み重ねが結果につながったと思います。そういう場面で起用してくれた監督やコーチ、つないでくれた投手陣、打って守ってくれた野手陣、毎日体のケアをしてくれたトレーナーを含めてチームのみんなに感謝したいです。まだまだ課題はたくさんあるので来年に向けてさらにレベルアップしていきたいです」
最多三振奪取賞
最多奪三振 埼玉西武・今井達也投手 【©パーソル パ・リーグTV】
今井達也投手が2位の伊藤大海投手と20以上の差をつけて、最多奪三振のタイトルを獲得した。今季25試合の登板で2桁奪三振を記録したのは開幕戦を含めて4度。9月15日千葉ロッテ戦では8回を投げ、今季最多の12奪三振と快投を披露している。
◇今井投手 コメント
「開幕前から目標にしていましたが、まさか獲得できると思っていなかったので、正直なところ驚いています。自分にとっては初めてのタイトルなので、目標を達成できたことも含めてとてもうれしく思います。
1年間けがをせず、ローテーションを守ったことや、コンディション不良がなかったことが今回のタイトル獲得につながった一番の要因と思っています。シーズンを戦うなかで、トレーナーさんに体のケアをしていただいたり、スコアラーさんから相手打者の情報を教えていただいたことなど、陰ながら支えてくださったみなさんの力もあって獲れた賞なので、お礼を伝えたいです。
セ・リーグの最多奪三振数が156だったので、同じタイトルを獲る選手よりも30以上多く三振を獲れたところは満足しています。でも、あと13個獲れていれば200奪三振でしたので、1年間投げた試合を振り返ると、こうしていたらあと13個獲れていたのではという思いもあります。そこをどう増やしていくかは来年に向けての目標・課題にしていますし、来年は200奪三振を目指してがんばりたいです」
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