早大バレー部男子 東海大にストレート勝ち! 全勝に向けまたひとつ弾みをつける
【早稲田スポーツ新聞会】記事 高津文音、写真 指出華歩、町田知穂
秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ)終盤にさしかかる第8戦は東海大と対戦。1回の攻撃で決めさせない相手のディフェンス力に苦しめられたものの1セット目を先取する。2セット目ではスパイカー陣の連続得点がチームに勢いをつけ、そのまま3セット目も安定の攻撃力で取り切った。危ない場面も見られたが、早稲田のプレースタイルをしっかり出し切りセットカウント3-0(30-28、25-18、25-20)で秋季リーグ8連勝目を飾った。
第1セットは前半早大が勢いに乗ったものの、東海大も追いつきを見せ両者一歩も譲らぬ戦いとなった。序盤からMB菅原啓(教2=山形南)のブロックが光り、2連続得点。一方の相手もブロックカバーの質を上げて同点に追いつく。そこで力を見せたのがリベロ布台聖(スポ2=東京・駿台学園)だ。相手の強烈なサーブに動じることなく、ナイスレシーブをセッター前田凌吾主将(スポ3=大阪・清風)に返し、OH佐藤遥斗(スポ2=東京・駿台学園) のラインいっぱいのスパイクにつなげた。その後もシーソーゲームが続く中、佐藤が連続してスパイクを決め、13-10と3点差をつけた。中盤には相手のレフトスパイクを前田がブロックで止め、18-14とし相手にタイムアウトを取らせた。セットポイントが近づく中、大事な24点目を取ったのはセット後半にギアを上げてきたMB麻野堅斗(スポ2=京都・東山)だ。クイックを決め、会場を沸かすもチーム全体でミスプレーが連続しデュースにもつれ込む。取って取られての終盤、OH徳留巧大(スポ1=長野・松本国際)の粘り強いブロックカバーが相手の攻撃陣のスパイクミスを誘い、第1セットを先取した。
徳留のバックアタック 【早稲田スポーツ新聞会】
粘り強さを見せた布台のレシーブ 【早稲田スポーツ新聞会】
決勝点となった安食のプッシュ 【早稲田スポーツ新聞会】
コメント
――今日の試合を振り返って
今日の試合はチームとして1セット目から自分たちが今までのことをやっていこうという意識を持っていました。今回のような乱れた試合でセットを取りきれたというのは今までの早稲田になかった雰囲気だったと思うし、それをとれたのは一つ収穫かなと思います。個人としてのミスが少し見られたのでそこを修正できたらと思いますが、安定したプレーで40点近くとることができたので全体的に調子は良かったです。
――ラリー中、一回で決められない場面がありましたが、そこでのきつさはありましたか
いつも通りだなという印象を受け、逆にそのおかげで緊張をほぐすことができました。拾われるのは経験を多く積んだ自分より年上の方たちなのできついとは思わなかったですし、やはりそれを苦しいとは思わないで自分の今までのやってきたことを出しきれるようプレーに臨みました。
――残り3試合、来週の明大戦への意気込みをお願いします
明治さんに限らずこの後順天堂さん、中大さんと勝ち点をかけた戦いになりますが、そのことはあまり考えず、目の前の一勝を勝ち取れるようにしたいです。今までのリーグで積み重ねてきた8連勝を崩すことなく、自分たちの早稲田らしいプレーをしていきたいと思います。
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