関西学生リーグ21連覇 未踏の領域を歩む大阪体育大学ハンドボール部女子 全日本インカレ11連覇に挑む
小沼美尋選手 【大阪体育大学】
楠本繁生監督 【大阪体育大学】
インカレまでの課題について、楠本監督は「いかにけが人を出さずに臨むか」と語る。ハンドボールは激しいコンタクトが競技の特性でもあり、けがはつきもの。すでにアキレス腱を切った選手もいる。この試合でも選手が相手とのバッティングで顔から出血した。それでも、楠本監督は「相手がどうのこうのではなく、自分たちがけが人を出さずにいいコンディションで戦い抜くことが一番大きなことだ」という。
昨年の全日本インカレで、最多連覇記録をついに「10」とし、関西運動記者クラブ選出で権威のある関西スポーツ賞を阪神タイガースなどとともに受賞。改めて注目を集めた。節目を通過した後の新たな歩みについて楠本監督に聞くと、「10も11も関係ない」。「ぼくは、連覇は周りが言うほど気にしていない。今年のチームをどうするか、その1点だけで臨んでいる」と断言する。
尾関栞選手 【大阪体育大学】
昨年は楠本監督の不在を藤井愛子主将(現香川銀行)がまとめたが、今年はあえて主将を置かない。「キャプテン1人に頼るのではなく、それぞれが自分でリーダーシップを取り、自分が思っていることを発言し、チームにとって何が自分の役割なのか考えてほしいからだ」
「これまで、インカレはなんやかんやと言いながら、最後は4年生が頑張った。今年、4年生がインカレまでに自覚を持てるかどうかが、チームをあと一つも二つもバージョンアップするためのポイント」。連覇のバトンを後輩に託すことができるか。4年生にとっては集大成の場となる。
篠原優和選手 【大阪体育大学】
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