【U18日清食品トップリーグ2024 (女子) 大会レポート】「全員バスケットで戦いたい」 大阪薫英女学院 #4 幡出麗実
【©U18日清食品リーグ】
序盤から、互いに一歩も譲らぬ展開となります。#18 ユサフ ボランレ アイシャット選手(3年/191cm)の高さを生かす京都精華学園に対し、大阪薫英女学院はオールコートでディフェンスを仕掛け、#6 的場梨緒選手(2年/174cm)らが高確率でシュートを決めて対抗。幡出選手の2本目の3ポイントシュートが決まり、開始5分で13-8とリードします。しかし京都精華学園も、#4 林咲良選手(3年/165cm)の3ポイントシュートなどですぐに逆転。アイシャット選手が3ファウルでベンチに下がりますが、代わりに出てきた#15 ンガルラ ムクナ リヤ(1年/188cm)が連続得点を奪い、1点差で入った第2クォーターには、#6 桃井優選手(3年/167cm)の3ポイントシュートなどでさらにリードを広げました。
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後半、大阪薫英女学院は激しいディフェンスで相手のターンオーバーを誘発しますが、速攻をなかなか決め切れません。一方の京都精華学園は、リヤ選手がコツコツと加点。第4クォーターにはアイシャット選手をコートに戻し、手を緩めることなく試合を優位に進めました。反撃の糸口を探る大阪薫英女学院は、幡出選手らが諦めずに3ポイントシュートを狙いますが、一矢報いることはできず。71-89で試合終了となりました。
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「自分は最上級生ではなく中間の立場なので、1年生の気持ちも3年生の気持ちも考えながらチームを引っ張らなければいけないし、最初は難しい部分もありました。でも、キャプテンとしての責任があると思うので、学年関係なくしっかり声をかけることを意識しています。それは最近、徐々にできるようになってきました」と語るように、この「U18日清食品トップリーグ2024」で試合を重ねながら、強い責任感が芽生えてきている様子です。
大阪薫英女学院は、昨年の「U18日清食品トップリーグ2023」で4位に滑り込み、今年の「U18日清食品トップリーグ2024」の出場権を得ました。安藤香織コーチいわく「昨年、キャプテンだった木本桜子(大阪人間科学大)は、4位になったときに泣いて喜んでくれました。後輩のために出場権を取ってくれた先輩たちのおかげで今年は出られているので、経験を重ねながら、負けた試合からも多くのものを得たいです」と、「U18日清食品トップリーグ2024」の意義を語ります。ここまで2勝4敗という戦績で、残すは最終週の1試合。キャプテンの幡出選手は「自分たちのチームに圧倒的なエースはいないので、5人で守って5人で攻めるような、全員バスケットで最終戦も戦いたいです」と意気込みを語ってくれました。
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