「G1浜名湖賞 開設71周年記念 静岡県知事杯争奪戦」は6日、ボートレース浜名湖で開催4日目の予選最終日を迎える。前日の3日目を振り返ると、曇り空の下、無風で1Rが始まった。南からの向かい風が最大3メートルほど吹くシーンはあったが、全体的に穏やかな水面で行われた。

　3日目の決まり手は逃げが最多の6本、まくり差しが3本、差しが2本、抜きは1本。配当面では、4・6・8・10Rで3連単万舟券が出現した。

　4Rで5コースからズバッとまくり差しを決めた深谷知博(静岡出身・静岡支部36歳)【冒頭の写真】は「舟が返ってくる感じがすごく良かったですし、乗りやすかった」とニッコリ。続く後半11Rは2コースから差して寺田祥と松井繁をとらえ、3日目は連勝ゴール。「スタートの行き足はまずまずだと思うので、しっかり回転を合わせたいです」と得点率は8.00で6位まで上昇。4日目は8R4枠の1走だ。

　3日目連勝といえば吉田拡郎(岡山出身・岡山支部42歳)【写真上】もその1人。6Rは2コースから差し抜け、後半10Rは4カド菊地孝平の攻めに乗って5コースからまくり差しを決めた。「僕の中では完璧なスタート（コンマ09）が行けました」と話し「菊地さんのきっぷが良すぎて…。この展開を逃さないように必死でした」とコンマ03を踏み込んだ菊地に感謝していた。吉田の2勝はともに3連単万穴決着。得点率は7.50まで押し上げ8位タイとなった。4日目の予選ラスト走は10R6枠だ。

　3日目を終えて得点率トップは9.25の丸野一樹(京都出身・滋賀支部33歳)【写真上】。6枠で迎えた3日目9Rは、5コース確保からまくり差しで2着をキープ。近況の勢いそのままにモーターを高水準に仕上げている。丸野の4日目は3R2枠と11R1枠の好枠デー。仕上がりを含めて断然有利な位置につけている。

　得点率2位は8.50の磯部誠。3位タイは8.40の菊地孝平と峰竜太。このメンバーが準優の好枠取りにしのぎを削る。一方、3日目終了時点のボーダーライン付近では　18位が5.40の藤原啓史朗。直後の19位タイには池田浩二と今泉友吾。21位タイには中澤和志、辻栄蔵らSGウイナーが構えている。

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