ボートレース津のヴィーナスシリーズ（9月30日～10月5日開催）は、10月1日に予選の2日目が終了した。2日目メインカードの12R「ツーコドリーム」は1号艇の浜田亜理沙（広島出身・埼玉支部）が1コースから逃げ切り快勝。2着に4号艇の長嶋万記（静岡出身・静岡支部）、3着に6号艇の平川香織（東京出身・埼玉支部）が入り、3連単1-4-6で3180円の10番人気となっている。

　さて暦は10月に入り、2025年前期級別審査期間（2024年5月～10月）は残りあと1カ月。勝負駆けが気になる時期になってきた。今節出場メンバーの今期勝率ベスト10（今節開幕時点）は以下のとおり。

1　遠藤　エミ　7.29
1　山川美由紀　7.29
3　浜田亜理沙　7.08
4　長嶋　万記　6.82
5　藤原　菜希　6.81
6　高田ひかる　6.71
7　落合　直子　6.13
8　中田　夕貴　6.03
9　平田さやか　5.98
10 勝浦　真帆　5.90

　特に注目しておきたいのは勝率6点前後のA1級ボーダー付近にいるレーサーたちだ。

　落合直子（大阪出身・大阪支部39歳）【冒頭の写真】は今期勝率6.13。2期ぶりのA1級復帰が狙える位置につけている。落合は前期に勝率6.20で、A1級ボーダーまでわずか0.03及ばずA2級降格を喫する悔しい思いを味わった。今期は勝負駆けを成功させたいところだ。

　落合は9月の大村戦でフライングを切ったことにより10月20日から30日間のF休みを控えている状況。今期出走予定は今節の津ヴィーナスシリーズと次節の江戸川オールレディースの2節だ。今節はここまで2･3･2･6着で予選13位。3日目は5R1号艇と10R4号艇で、絶好枠が回ってくる大事な一日になる。

　中田夕貴（埼玉出身・埼玉支部32歳）【写真上】は今期勝率6.03。中田は2023年後期級別審査期間（2022年11月～2023年4月）にF3を切ったのが響いて近況3節連続でB級にとどまっているが、今期に入っていよいよ復調ムードだ。4期ぶりのA2級復帰は確実で、6期ぶりのA1級昇格も狙える位置にいる。

　中田は今節ここまで3･2･4着で予選22位。初日に1号艇で3着に敗れる痛恨の取りこぼしがあって準優のボーダー下に沈んでいる。3日目は11R3号艇で、予選突破に向けて重要な1走になってくる。

　平田さやか（東京出身・東京支部）は今期勝率5.98。平田は現在10期連続でA2級と勝率5点台後半が定位置になっている印象だが、今期は14期ぶりのA1級復帰へチャンスがある。今期は持ち前の大崩れしない走りが光り、2着32本は女子2位、3着29本は女子3位という数字だ。

　平田は今節ここまで1･4･5着で予選24位。1コース逃げで白星スタートを切ったが、そのあと4･5着と2走続けて連を外す平田らしからぬ結果となってしまった。3日目は巻き返しを図りたいところ。8R4号艇と12R2号艇で登場する。

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