本日、ラ・リーガ8節にベティスはホームでRCDエスパニョールと対戦し、1-0での僅差で勝利を挙げました。

今季、ラ・リーガに昇格したRCDエスパニョールをホームに迎えたベティスは前半の立ち上がりから相手にボールを多く持たれる展開となりました。危険なエリアまでの進行は許さなかったものの、なかなかボールを奪手することができず、フラストレーションが溜まるような序盤でした。

それでもベティスは自分自身たちがボールを持っている時間帯は積極的にチャンスメイクし、バカンブの至近距離からのシュートや、アルティミラのロングシュートなどで相手ゴールを脅かします。前半において、ポゼッションは相手が上回っていたものの、RCDエスパニョールの枠内シュート0と比べ、ベティスは13シュート、枠内6シュートを記録し、確実に相手にプレッシャーを与えていました。

ベティスに絶好のチャンスが到来したのは前半終了間際の43分。華麗なドリブルでボックス内に侵入したアブデを相手ディフェンダーが足で引っ掛け、ベティスはPKを獲得します。ファールされ、PKを獲得したアブデがPKキッカーを務めるも、ゴールの右下に放ったシュートがキーパーにセーブされ、PKが先制点につながらないまま前半が終了しました。

後半戦ではベティスが多くのポゼッションを握り、対戦相手がディフェンスに集中し、カウンターやロングボールからのチャンスメイクを狙う展開に。RCDエスパニョールにも決定機が訪れたものの、ルイ・シルバのビッグセーブでベティスは救われます。また、ベティスからは途中出場したロッキに至近距離からのシュートチャンスがあったものの、シュートを打つタイミングを掴めず、相手にボールを奪われます。

次のゴールが試合のスコアを決定づけるような試合展開となり、スタジアムに緊張感が走る時間帯に。引き分けに試合が終わる雰囲気が漂うなか、85分にベティスにとって待望の瞬間が訪れます。今季、ベティスに復帰する形で加入し、3試合連続ゴール、4得点を今シーズン記録しているロセルソに絶好のチャンスが。ボックス内でフォルナルスとワンツーで連携し、わずかな間で放ったスナップショットがゴールネットを揺らし、決勝点になりました。またもやベティスを救ったロセルソはこれで4試合連続、今季5ゴール目をマークしました。ベティスから絶対的な信頼を置かれる選手となったロセルソ。まるで長い期間ベティスでプレーしているかのような大活躍を今シーズン見せています。

2試合勝利がなかったベティスはこの貴重な勝利でリーグ順位で8位に浮上し、4位圏内まで2ポイントまで差を縮めることに成功しました。